顔がたるめば、おっぱいも垂れる! 話題の“こがおっぱい”ってなに?

美容

公開日:2014/9/20

 今年の春頃から、篠原涼子がブラジャー姿で誇らしげに闊歩、深い谷間とツンと上向くバストを大胆に露出する、トリンプのブラジャーのCMが話題となっている。篠原といえば、2人の子持ちで御年40歳。そんなスペックを感じさせない見事な美乳には、男だけでなく同性もドキッとしてしまうだろう。

「一体どうすれば、篠原涼子のような美しいおっぱいになれるんだろう」

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 そんな女性たちの悩みを解決するであろうメソッドが今、注目されている。その名も『小顔もつくれる美乳体操 こがおっぱい』(ワニブックス)だ。著者の“美乳請負人”MACO氏が考案したエクササイズやマッサージなどを実践することで、理想のおっぱいが作れ、同時に小顔も手に入れることができるという、一石二鳥なメソッドだというのだ。一見、全く関連性のない部位であるおっぱいと顔、一体どんな関係があるというのか。

 まずは、MOCO氏がそんな疑問に答える。

「顔にたるみがある人は、おっぱいも当然垂れており、たるみのスタート地点をたどっていくと背中にいきつきます。つまり、“こがおっぱいメソッド”で重視している背中の筋肉・僧帽筋を鍛えていくと自然と小顔効果も期待できるというわけです」

 なんと、女性の気になる2大部位に同時に、都合よくアプローチできるとは! 疑問もクリアになったところで、さっそく内容を見てみよう。

 はじめに女性のおっぱいに関する悩みと、それに対する回答が綴られているのだが、内容が赤裸々すぎるのだ。

「おっぱいがとてもやわらかいせいか、すごく垂れて悩んでいます」

「おっぱいはずっと大き目だったから、しっかり支えてくれるブラジャーをしていたのに、年々垂れてきます」

 男女ともから憧れの対象である巨乳女子、実はこんなに生々しい悩みを抱えていることが判明する。そしてそれに対しMOCO氏は、
「おっぱいを揺らしていませんか?」
「大きい人はおっぱいが揺れやすく、それが垂れる原因にもなるので、おっぱいを揺らさないホールド力のあるブラ選びも重要です」
 と、ついつい揺れる巨乳を想像してしまう回答。

 肝心の美乳を作るエクササイズは、下着姿の美人モデルがおっぱいを強調して解説している。まずは準備体操として、
「手の平をぴったりつけて腕を前にまっすぐ伸ばす」
「手はぴったり組んだまま腕をまっすぐ真上に上げる」
「腕を伸ばしながら体を倒して腋窩リンパを刺激」 
 という手順でエクササイズ。

 次に、
「腕を大きく開き頭の後ろで指を組む」
「バストトップが天井を向くイメージで体を反らす」
「おへそをのぞき込むように背中を丸める」
 という手順でのエクササイズで、おっぱいを支える筋肉の土台を作るためとはいえ、どれもおっぱいを反らすなど、おっぱいを強調しまくりなのだ。

 さらに、「垂れ乳筋をほぐすマッサージ」の解説には、モデルが自らのおっぱいをもみもみしている写真もあり、不届き者な男が見たら「自慰行為をしている」と勘違いしてしまいそう。

 そして、垂れ乳防止の美乳ブラジャーも紹介しているが、レース生地で紫やピンク、黒、ワインレッドなど、勝負下着ばりのエロティックなブラジャーばかり。

 きわめつけは、「ディテールにも手を抜かない 美乳首ケア術」だろう。ピンク乳首が露わになったイラストを元に乳首に貼りつけ、さらに上からラップを貼って3分ほどパックしたのち、ホエイ(ヨーグルトのうわばみ)で乳首のケアをする方法を伝授。
「乳首は多少黒ずんでいるのが基本なので、乾燥防止の保湿ケアがメインです」
「乳首が乾燥してかゆい、皮がむけているというようなときは、保湿パック。天然成分でつくられた化粧水をコットンにとり、それをマッサージするようにピーリングしましょう」
 など、決して人前ではできないケア方法がズラリと並ぶ。

 このように、エクササイズからケアまで、端から見たら“恥ずかしくていやらしい”印象が拭えない“こがおっぱい”メソッド。しかし実践する女性たちにとって、そんなことは無関係。美乳と小顔を手に入れるためなら、きっとなんだってするのだ。

文=羽屋川ふみ