KADOKAWA・ドワンゴ経営統合会見 新サービス「ニコキャス」を年内スタート!
更新日:2014/10/1
2014年10月1日(水)に行われるKADOKAWAとドワンゴの経営統合の記念会見が、9月30日(火)、東京・六本木のニコファーレで開催された。
会見では、合併後の動きとして、ドワンゴ会長の川上量生氏が新サービス「ニコキャス」を年内にリリースすると発表。詳しい内容は明かされなかったが、「ニコ生以来の大型のサービスになる」と語った。KADOKAWA取締役相談役の佐藤辰男氏は、ビジネスモデル、社員の年齢層など両社の違いを語りながらも「お互いの成長に必要な合併」とコメント。
新たなプラットフォームに関しての質問に川上氏は「何かを作るとしても来年以降になるし、AmazonやGoogleに対抗しようとは思っていない、これから新しいものを考えていく」とコメント。形態にとらわれず新しいもの、面白いものを模索していく姿勢を見せた。
続いて、合併を記念して開催されるキャンペーン「ニコニコカドカワ祭り」が紹介された。
KADOKAWAは、すでに発表されている、書店でKADOKAWAの書籍を購入すると、ネット特典が付いた「ザクザクカード」を配布するという「本屋さんに行くと、いいことザクザクフェア!」に加えて、KADOKAWAの電子書籍を半額で販売する「BOOK☆WALKERでも、いいことザクザク」フェアを開催する。昨年同時期に行われ好評を博した半額セールは1日のみの開催だったが、今回は2014年10月1日(水)から10月7日(火)までの1週間の開催となる。
ドワンゴは、全国10カ所の書店でネットと書店が連動したイベント「ニコニコ書店会議」を開催する。店頭では「歌ってみた」「ゲーム実況」などのユーザー参加型の企画のほか、店外のスペースを利用した催し物も企画しているという。さらに、イベント開催日に書店を訪れた高校生以下のニコニコユーザーを対象に「ニコニコプレミアム会員1年間無料権」が数量限定で配布される。
第1回目は11月9日(日)鳥取県米子市の「本の学校 今井ブックセンター」で開催される。上記のイベントのほかに、10月2日(木)よりテレビアニメの放送が始まる『甘城ブリリアントパーク』の作者・賀東招二氏のサイン会の開催も決定している。「本の学校 今井ブックセンター」に関してKADOKAWAの佐藤氏は「今井書店は地元に密着したすばらしい書店。こういった書店をニコニコを通じて紹介していきたい」と語った。
その後は、11月23日に北海道留萌市「留萌ブックセンター」、12月7日に山形県天童市「TENDO 八文字屋」、12月21日に石川県金沢市「金沢ビーンズ」で実施予定。2015年1月以降の開催書店は公募によって決定する。
合同記念キャンペーン「ニコニコカドカワ祭り」は、ニコニコの各サービスとKADOKAWAの各コンテンツを連携させ、上記のような書店とネットをつなぐさまざまな企画を今後6カ月にわたって展開する。