たまねぎやかぼちゃなど、野菜を皮ごと食べるためのレシピ【作ってみた!】

食・料理

2014/10/19

 調理の過程で地味に手間がかかるのが、野菜を洗って皮をむき、切るという作業。ゴミは出るし面倒くさいし…と、カット野菜を多用している人も多いのではないだろうか?

 しかし、そんな捨てられている野菜の皮には、実は栄養素がたくさん詰まっている。手間も時間も短縮できて、ゴミも出ない。なのに栄養はぐんとアップ。そんなお得な調理法を紹介しているのが、『皮ごと野菜レシピ63 皮をむかないからカンタン!!時短!!』(双葉社)。だが、皮がついたままの料理なんて本当に美味しく食べられるのだろうか?

 そこで、実際に気になった料理をいくつか作ってみた。

■にんじんもち

 まずは、にんじんを皮ごとすりおろし、片栗粉、鶏がらの素を加えて焼いたもの。にんじんの皮は、実は実よりも甘味が強く、免疫力を高めるカロテンの宝庫なのだそう。もちもちした食感で、ニンジンが苦手な人でも美味しく食べられる。塩コショウとオリーブオイルとの相性も抜群! ニラや海老などを入れてチヂミ風にしても美味しそう。

■たまねぎのオーブン焼き

 次は、たまねぎを皮ごと丸ごと食べよう!という大胆なレシピ。たまねぎの皮は、血圧を下げて動脈硬化を予防するケルセチンが、可食部の5倍も含まれているのだとか。たまねぎにベーコンを挟み、粉チーズをかけて焼くだけという至ってシンプルな作り方。しかし実際に食べてみると…これは正直きつかった。過食部分はほくほくして美味しいのだが、皮は分かりにくくして食べたいと痛感。

■かぼちゃのハンバーグ

 3つ目は、かぼちゃを皮だけでなく、ワタや種まで食べてしまおう!というハンバーグ。ワタには強力な抗酸化力があり、β‐カロテンも果肉部の約5倍も含まれている。普段は捨ててしまうワタは、実は美容効果やアンチエイジングが非常に期待できるのだ。ワタも種もすりおろすことで、入っていることが全く分からないとても美味しいハンバーグに仕上がった。お好みソース、ケチャップ、赤ワイン、豆板醤で作ったきのこソースもぴったり!

 にんじんとかぼちゃ、たまねぎの中身は美味しく食べられたが、たまねぎの皮はやっぱり食べにくかった。しかしせっかく栄養が詰まっていると知ったのだ。何か美味しく食べられる方法はないだろうか?と思い、考えてみた。結果できたのがこれ。“たまねぎの皮ふりかけ”!

 フライパンでたまねぎの皮の水分を飛ばし、干し海老、ごま、塩、砂糖と一緒にミルミキサーで粉砕。

 干し海老とたまねぎ、ごまの風味が合っていて、我ながら大成功! 栄養もたっぷりで簡単なので、ぜひこちらも試してみてほしい。

 本書には、他にも美味しそうなレシピがたくさん紹介されている。野菜だけでなく、果物も丸ごと食べた方がいいのだとか。普段捨てているところにこそ栄養が詰まっている、というのは非常にもったいない。この本をきっかけに、野菜や果物の栄養を丸ごと体に取り入れる食事をしよう!

文=月乃雫