46年前に失踪した恋人を探して 谷村志穂『尋ね人』スピンオフ作品が無料公開

文芸・カルチャー

2014/11/7

谷村志穂の小説『尋ね人』のスピンオフ作品「冬のテネシー・ワルツ(全5話)」が無料公開される。第1話は雑誌『ダ・ヴィンチ』12月号と、「ダ・ヴィンチニュース」で、2話以降はJTが運営するWEBサイト「ちょっと一服ひろば」での公開となる。

『尋ね人』の主人公、杉田季恵は末期がんの母親から、46年前に自分のもとから突然姿を消したかつての恋人を探して欲しいと頼まれる。東京での生活に疲れて、故郷・函館に戻った季恵だったが、若き日の母と恋人の熱き心に触れ、いつしか自分の失った恋を重ね始める。古きやさしい街の抱えた記憶――はたして、李恵は真実に辿り着き、母と恋人の再会は叶うのか。

同名のドラマ作品が2012年衛星放送で制作されており、主演に夏川結衣、若き日の母親役に志田未来、そして今回のスピンオフにも登場する探偵・古賀役をTEAM NACSの安田顕が務めている。

今回無料公開されるスピンオフ「冬のテネシー・ワルツ」の主人公は、原作の主人公でもある杉田季恵。

第1話では、病床の母に、かつての恋人・大橋の行方について報告する季恵と探偵の古賀の姿が描かれる。第2話以降は、JTのWEBサイト「ちょっと一服ひろば」で公開されるが、そちらで描かれるのは、原作の後日談ともいえる季恵と古賀の物語だ。現在と過去を行き来しながら、少しづつ歩を進める大人の恋愛が描かれている。

JT「ちょっと一服ひろば」の小説ではタバコで一服する場面がアクセントとして描かれる。今回はそれに加え46年前のヒット曲「テネシー・ワルツ」や、2人がバーで飲むカクテルなども印象的。その辺りにも注目して読んでほしい。

⇒「冬のテネシー・ワルツ(第1話)」(ダ・ヴィンチニュース)
⇒JT「ちょっと一服ひろば」