死ぬまでに一度は見ておきたい美しい空の現象5つ

暮らし

更新日:2019/9/6

 みなさん「空」は好きですか? キライじゃなくても、「忙しくてめったに見上げないなあ」という人がほとんどかも。でも、たとえだーれも見ていなくても、空はいつだってそこにあって、何かしらの現象が起きているものなのだ。

 よくある光景もあれば、一生に一度見られればラッキーという現象も。『空の図鑑』(武田康男 写真・監修/KADOKAWA メディアファクトリー)から、ぜひとも見ておきたい美しい空の現象5つをご紹介!

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その1 つるし雲(つるしぐも)

富士山などの高い山の風下で見られる円筒状の雲。楕円状やつばさ状など形はさまざま。つるし雲が発生した後の天気は高い確率で崩れる。

 

その2 太陽柱(たいようちゅう/サンピラー)

太陽が低いときは、光が大気中を舞う氷晶の底面で反射するため上に伸びる太陽柱が見られる。本州の低地では、遠い空に短い光が見える場合が多い。

 

その3 光芒(こうぼう)

太陽光が雲間から筋のように射し込む現象が「光芒」。光がちりや水滴に乱反射することで、その通り道がくっきりと浮かび上がって見える。

 

その4 彩雲(さいうん)

雲の一部がピンクや緑、オレンジ色などになる「彩雲」は太陽に近いほど美しく色づく。昔から縁起が良いものとして考えられてきた。空が澄んでいれば街中でも見られる。

 

その5 グリーンフラッシュ

太陽が地平線や水平線を出入りする一瞬に、太陽の上端が緑色に輝く現象。めったに目撃されないため「見ると運が上がる」など伝説とともに語られる。

※写真はすべて武田康男撮影
 

 どんなに日々が忙しくても、普段からちょっとだけ意識して空を眺めるようにしていれば、いつか息をのむような美しい空や珍しい光景に出会えるはず。

 今回参考にした『空の図鑑』は、雲や太陽の光、霧や雨、雪などが引き起こす美しい現象の写真をハンディサイズにまとめた一冊。現象の名前はもちろん、メカニズムや見やすい時期までがひと目でわかる。リフレッシュのお供や、友人に「今日はこんな空が見られたよ」とシェアする際の相棒としてどうぞ。

 

空の図鑑

空に浮かぶ雲、美しい虹や夕日、雨や雷などの気象現象を網羅した、手帳サイズの空の図鑑。気象予報士である監修者が撮影した美しい写真により、多彩な気象現象を紹介。それぞれの形と名前がわかるようになるだけでなく、背後にあるメカニズムや、どうすれば見られるかまで解説。空の動きから天気の変化を読み解き、急な雨や雷の察知もできるようになる一冊。

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