社内恋愛禁止? 風俗店長が極めた、女性にキモチ良く働いてもらう方法とは?

ビジネス

2014/11/15

 『No.1風俗店長が極めた 女性にキモチよく働いてもらうマネジメント術』(モリコウスケ、エレガンス宮本:著/こう書房)では、淘汰の激しい風俗業界で10年以上継続営業しているスゴ腕店長・エレガンス宮本氏が、どのようにオンナのコをマネジメントしているのか、その秘訣に触れている。風俗嬢は、普通のオンナのコとは違うと勝手なイメージを抱きがちだが、彼女たちだって、可能ならば、風俗という仕事をしたくはない。ただ、割りがいい、短時間で稼げるなどという理由で性風俗業を続けているだけ。「イヤなことを我慢してまで、そこで働き続けたくない」というのが本音だ。だからこそ、風俗店店長は、女性に信頼されるコツを掴んでいる必要がある。宮本氏は、この本の中で、会社勤めの人にも役立ちそうな、「女性にキモチよく働いてもらう」コツを披露している。女性として共感できた部分について、いくつか紹介するとしよう。

■指導者にふさわしい清潔感を!

 女性社員を指導しようとしても、上手くいかなかった経験、アナタにはないだろうか。「何を」言うかではなく、「誰が」言うかを重視する傾向は、男性よりも圧倒的に女性の方が強いと宮本氏は述べる。部下に「アイツに言われてもね…」と思われたのでは元も子もない。「あの人が言うなら間違いない」というような素晴らしい人格を身につけることからスタートする必要がある。と言っても、なかなか難しい。最初は、外見や身だしなみに関しての基本を押さえ、「清潔感」を演出するようにしよう。爪の手入れ、鼻毛のチェック、フケはないか、髪が耳に掛かっていないか、襟や袖の汚れ、正しい服装のサイズか、笑顔、背筋の伸び、颯爽とした歩き方、声のハリなど。それに気をつけるだけで「気持ち悪い」と忌み嫌われる状態から脱することができるだろう。

■社内恋愛禁止! 女性には平等に!

 「風俗の店長なんか、絶対に店のオンナのコに手を出しているだろ」と思うだろうが、宮本氏も、若い頃は店の女性と交際したこともあったという。だが、そんな経験を持つからこそ、宮本氏は、社内恋愛には「百害あって一利なし」だと主張する。男女交際に発展すると、2人の間には、公私の境がなくなり、「甘え」「嫉妬」「えこひいき」など、上司と部下の関係ではありえなかった感情が発生してしまう。実際、宮本が昔お付き合いをしたセイラというコンパニオンは、付き合い始めた途端に仕事に対してワガママを言い始め、1人のワガママを許すことで他のコも無茶な主張をし始めるようになってしまったという。宮本氏によれば、女性たちに平等に接するためにも、少なくとも同じ部署の子との色恋沙汰は避けるべきだという。これはあくまで私見だが、女性の間で噂は驚くスピードで広まり、「人の噂も75日」では済まず、何年も掘り起こされる。「部下に手を出した上司」などという異名が一度でも広まると、信用が失われることにも繋がるので、社内恋愛をするならば、それ相応の覚悟が必要そうだ。

■「いつも気にかけている」「大切に思っている」ことを伝えよう

 女性は誰でも何も言わなくてもその態度や言葉、行動から常に何かメッセージを発している。大事なことはしっかりと観察して、そのサインを見逃さないことが大切だと宮本氏はいう。たとえば、オンナのコの体調の変化に気づけるかどうか。些細な変化を見逃さないようにし、「○○さん、くしゃみ多いみたいだね?風邪?」というふうにひと声かけると良いそうだ。声をかける時は、名前を呼びかけると、より「いつもアナタのことを気にかけていますよ」という思いが伝わりやすい。オンナは感情の生き物と言われるが、「必要とされている」というプラスの感情で満たしてあげれば、女性は爆発的な力を発揮するのだ。「〇〇さんじゃなきゃこの仕事はダメなんだ!」などと仕事のたびに能力を評価するのも◎。部下の価値を認める態度が大切のようだ。

 メールではなく直接叱ること。1つずつ教えること。宮本氏が行っているマネジメント術は納得させられるものも多く、何も女性相手に限った話ではないだろう。女性だから、男性だから、と区別せず、部下に常に気を配り、その能力を評価することができる者が慕われる上司となるに違いない。

文=アサトーミナミ