異色デュオ・黒色すみれが彩る『花宵道中』の世界

音楽

2014/11/23

 原作者・宮木あや子からのラブコールを受け映画『花宵道中』のエンディングテーマを手がけた、ゆか・さちによる女性デュオ「黒色すみれ」。かねてから親交が深い3人が語る秘話とは?

【宮木】いつかお近づきになりたいな、とずっと思っていたんです。それで横浜の演奏会に行ったのが最初の出会いでした。

【ゆか】 そのときはもちろん作家の方だなんてわからなかったんですけど、CDのサイン会に並んでくださった宮木さんを一目見て「すごいオーラがある人だ!」と感じましたね。エレガントでドレッシーな服装も印象的でしたけど、でもただのお洋服好きじゃない、何かをやっている人だな、って。

【さち】 私は最初「女優さんかな?」って思ってたんですよ。演奏会に来ていただいたときも、ステージから見てもいつもただならぬオーラが出ていたので(笑)。だから作家さんだと聞いて、どんな作品を書く人なんだろう?って。

【ゆか】 その後、共通の知人がたくさんいることが判明して、私たちが運営していた喫茶店で新刊イベントをやっていただいたりしましたね。

【宮木】 いつか一緒にお仕事したいねという話はその頃からしていたんです。私が彼女たちを好きな理由は、音楽に妥協しないところ。二人とも音大出身なので基礎がきちんとできている。だから今回の映画化が決まったとき、ぜひ黒色すみれの曲を使ってほしいと私からお願いしました。

【ゆか】 私たちの音楽のコンセプトのひとつが"大正浪漫"で、竹久夢二や北原白秋の詩に曲を乗せたりもしているんです。でも『花宵道中』は江戸のお話。それで監督さんとも相談して、新しく書き下ろすことになったんですけど……そこからが大変でした(苦笑)。監督の当初の希望は「本編にもエンディングにも歌ものは入れたくない。インストゥルメンタルにしたい」というもので、それ以外にも「歴史映画だと思わないでほしい。J-POPでも民族的な匂いがするものでもない、ジャンルレスの音楽を書いてほしい。江戸風味は一切要らない」といったことを言われて――。

取材・文=阿部花恵/『ダ・ヴィンチ』12月号「文庫ダ・ヴィンチSPECIAL 宮木あや子の世界」より

ダ・ヴィンチ

『ダ・ヴィンチ』2014年12月号

KADOKAWA メディアファクトリー
定価600円(税込) 電子版500円(税込)

・第1特集 男の恋愛
星野源 相葉雅紀 戸次重幸
岡村康幸×カンニング武山、どぶろっく×一徹
穂村弘 平山瑞穂 朝井リョウ
・第2特集 本好きは猫も好き!
・第3特集 僕達には西加奈子がいる。

黒色すみれのお二人と宮木あや子さんの対談の続きは
ダ・ヴィンチ12月号の「文庫ダ・ヴィンチSPECIAL 宮木あや子の世界」をチェック!


『Cosmopolitan』(黒色すみれ)

映画『花宵道中』主題歌「ラピスラズリ」収録 
3500円(税別)11月26日発売予定
映画『花宵道中』のエンディングテーマ曲として書き下ろした「ラピスラズリ」をはじめ、ゴシックキャバレー、ノスタルジックな昭和歌謡、バラード、テクノ、ラテンまでバラエティに富んだ14曲を収録。デビュー10周年を記念して、親交の深いミュージシャン、文化人ら豪華ゲストも多数参加。
※11月5日よりiTunesほかで「ラピスラズリ」配信中