小説&文庫部門で東野圭吾が2冠! コミック部門は『進撃の巨人』が2連覇! ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2014」発表!

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

12月6日(土)に発売のダ・ヴィンチ1月号では、毎年恒例となる「BOOK OF THE YEAR 2014」特集にて「あなたの心をふるわせた今年最高の1冊」のランキングを発表する。対象は2013年10月1日~2014年9月30日に刊行された書籍だ。

小説ランキング部門では東野圭吾の『マスカレード・イブ』(集英社文庫)が1位を獲得。同作は『マスカレード・ホテル』に続くシリーズ第2弾だが、描かれるのはそれよりも前、刑事の新田とホテルマンの山岸が出会うの以前の物語だ。そして、文庫ランキングではその『マスカレード・ホテル』が第1位となり、東野圭吾の新シリーズが2冠に輝くという結果になった。

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コミック部門はランキングを50位まで大幅に拡大して掲載される。第1位は昨年に続いて『進撃の巨人』が輝いた。発行部数が4000万部を突破、劇場版アニメも公開されるなど盛り上がりをみせた今年、さまざまなコラボレーションも行われたので、いろいろなところで「巨人」を目にした人も多いのではないだろうか。

ダ・ヴィンチがおくる「BOOK OF THE YEAR」は、本好きたちの1年の締め括りともいえるランキングだ。2001年1月号よりスタートし、今年で15回目を迎えた。このランキングは単なる売上ランキングとは異なり、書評家、アンケート会員、全国の書店員など、“本の目利き”と言われる人たちが実際に読んだ本の中から厳選し、投票した結果をランキングに反映させている。今年は4589名の声が集まった。

本誌では「小説」「コミック」「文庫」「エッセイ・ノンフィクション」など6つのジャンル別ランキングのほか、恒例の「好きな作家ランキング」、「好きな出版社ランキング」も発表。さらに毎年恒例の、本読みのプロが選ぶ「とっておき」の3冊も掲載している。国内ノンフィクションや海外文学などから、それぞれが良質の3冊を選んでいる。

また、小説・文庫のランキングで1位を受賞した東野圭吾、コミックで1位を受賞した諫山創のコメントを掲載するほか、福満しげゆき、いけだたかし、青木U平、沼津マリーという人気マンガ家たちによるコミックアンソロジー「年越し○○」も掲載されており、盛りだくさんの内容となっている。