杏、初エッセイ集が文庫化! 解説は村上春樹「面白かった」
更新日:2017/11/21
女優杏さんがそれまでの人生を、人との出会いをテーマに描いたはじめてのエッセイ集『杏のふむふむ』が文庫化。村上春樹氏の解説付きで2015年1月9日(金)に発売される。
高校を中退して単身パリでモデルの勉強をしたり、オーディションを受けたりと、その活動の当初から自身で道を切り開いてきた杏さん。そんな彼女は根っからの本好きとしても知られており、J-WAVE「BOOK BAR」やNHK「Jブンガク」でパーソナリティを務めてきたほか、“歴女”の代表として2009年流行語大賞を受賞するなど、その個性を生かし、「本の読み手」としての存在感も増している。
「まっすぐできよらかで、絶妙に風変り」(角田光代さん)なエッセイはきっとさわやかな読後感を残してくれるはず。また自作イラストも多数収録されている。
村上春樹氏が解説を書くに至った経緯
村上春樹氏の小説の大ファンであり、また『1Q84』について、新潮社の「波」に文章も寄せていた杏さんの強い要望により解説をお願いすることに。編集者の手紙だけでなく杏さん自身からの手紙と単行本『杏のふむふむ』も添えて解説依頼をお願いしたところ、手紙を出してから2週間ほどして「読んでみたら面白かったので」と解説を引き受けてくれることに。エッセイ集のテーマは「出会い」。“杏×村上春樹”という新たな出会いは、こうして誕生した。