世界各国のトップクリエーター作品が集結!「活動のデザイン展」開催中

エンタメ

公開日:2014/12/9

  • 活動のデザイン展

 日本と世界のデザインの動きに精通したジャーナリストの川上典李子と、ストックホルムを拠点にアートとデザインのキュレーターとして活躍する横山いくこのディレクションのもと、10ヶ国以上から24組のクリエーターによる多彩な活動が揃う企画展「活動のデザイン展」(DESIGN SIGHT)が、2014年10月24日(金)~2015年2月1日(日)の期間開催されている。

 20世紀後半の情報革命以降、世界の距離はますます短くなり、私たちの生活や日々の意識は大きな変化の時を迎えている。知識や手法が高速で更新される一方、社会の不均衡や倫理、価値観を問い直す機会も増えている。こうした時代に大切なのは、それぞれに考え、動き、確かに伝えることではないかとの問いをもとに、本展は企画された。手にとることのできるものづくりに限定せず、社会が抱える課題を読み解き、問題を解決しようとする意志や活動そのものに目を向けた企画展になっている。

<活動のデザイン展>会場風景(Photo:吉村昌也)

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ヒューマンズ シンス 1982

ヒューマンズ シンス 1982 「ア・ミリオン・タイムズ」

ジョセフィン・ヴァリエ

ジョセフィン・ヴァリエ 「リビング・アーカイヴ」

マスード・ハッサーニ

マスード・ハッサーニ 「マイン・カフォン」

takram design engineering

takram design engineering 「Shenu:百年後の水筒」

 時にポジティブに、時に詩的な彼らの活動は、ものづくりという枠組みを超え、今後の社会におけるデザインの役割に多くの気づきをもたらすのではないか。本展を通して、変動する世界におけるデザインの可能性を感じてみてはいかがだろうか。

■「活動のデザイン展
会期:2014 年10 月24 日(金)~2015 年2 月1 日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
展覧会ディレクター:川上典李子、横山いくこ
グラフィックデザイン:田中義久
会場デザイン:五十嵐瑠衣
照明デザイン:海藤春樹
制作協力:坂根悠太
21_21 DESIGN SIGHT ディレクター:三宅一生、佐藤 卓、深澤直人
同アソシエイトディレクター:川上典李子

単位展

 また、2015年2月20日からは企画展「単位展 — あれくらい それくらい どれくらい?」(DESIGN SIGHT)が開催される。空気、水、モノ、光、音、自然環境――そのままでは捉えにくい世界に一定の基準を設けることによって比較や共有を可能にした知恵と思考の道具―それが「単位」。

 単位で遊ぶと世界は楽しくなる。単位を知るとデザインはもっと面白くなる。単位というフィルターを通して、私たちが普段何気なく過ごしている日常の見方を変え、新たな気づきと 創造性をもたらす展覧会となっている。

■「単位展 — あれくらい それくらい どれくらい?
会期:2015年2月20日(金)~ 5月31日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
21_21 DESIGN SIGHTディレクター:三宅一生、佐藤 卓、深澤直人
同アソシエイトディレクター:川上 典李子