スマホ・タブレット端末の普及で マンガアプリ・ウェブマンガが大盛況【出版ニュース2014】

アニメ・マンガ

2014/12/27

 スマートフォンやタブレット端末の普及が進んだことで、いよいよ一般的なものになってきた電子書籍。その市場も年を追うごとに拡大し、中でもマンガは市場全体の8割弱を占める状況となっている。今では電車の中でマンガ誌を読んでいる人よりも、スマホやタブレット端末でマンガを読んでいる人のほうが多いぐらいだろう。今年6月にはアマゾンジャパンの電子コミックの販売数が紙版を超え、Kindleストアにおけるマンガの取り扱い点数も、2012年の開設時の4.4倍の22万点にまで増えている。

 そんな中で各社がしのぎを削って競争が激化しているのがマンガアプリ。国内最大規模の電子コミックサービスである「LINEマンガ」は累計ダウンロード数800万件を突破し、10月にはウェブブラウザ版も公開。またDeNAの「マンガボックス」が600万ダウンロード、NHN PlayArtの「comico」も500万ダウンロードを突破するという躍進を果たしている。今年9月22日に公開された集英社の「少年ジャンプ+」はサービス開始からわずか19日で100万ダウンロードを達成した。

 また、10月にはソフトバンクが、この強豪がひしめく無料マンガアプリ市場に参入し、マンガ家の赤松健が運営する「絶版マンガ図書館」と連携する「ハートコミックス」を公開した。ウェブコミック誌もKADOKAWAから「コミックウォーカー」、リイド社から「トーチ」、pixivが『コミックジーン』とコラボした「ジーンピクシブ」と、創刊が相次いだ。今後も電子コミックの利用は拡大していくことが見込まれており、活況は当分続きそうだ。

文=橋富政彦/『ダ・ヴィンチ』1月号「出版ニュースオブザイヤー2014」より

ダ・ヴィンチ

『ダ・ヴィンチ』2015年1月号

KADOKAWA メディアファクトリー
定価600円(税込) 電子版500円(税込)

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小説ランキングTOP50
コミックランキングTOP50など
高田郁 宮部みゆき 東出昌大 ピエール瀧 秦基博
・第2特集 ミステリー・エンタメ 2015年の隠し球はコレだ!
・表紙、STUDIO INTERVIEW 能年玲奈