「孤独」を代弁! 激情派シンガーソングライター・大森靖子の魅力が詰まった写真集『変態少女』

音楽

2015/1/14

 今若者に人気のシンガーソングライターがいる。大森靖子(おおもりせいこ)、1987年9月18日生まれの27歳。しばしば「激情派」と形容される彼女は愛媛県松山市出身で、武蔵野美術大学在学中、19歳の時にライブハウス無力無善寺でバンドイベントの人数あわせのためにギターでライブ出演。そのまま同ライブハウスで毎月書き溜めていた曲を披露しライブ活動をスタート。

 2011年からは自身の楽曲をバンド形式で演奏する4ピースバンド『THEピンクトカレフ』としての活動も開始。2014年途中まで芸能事務所に所属せず、大手レコード会社とも契約せずに活動していた。2014年3月14日、ワンマンライブ「絶対少女ツアーファイナル『最終公演』にてエイベックスからのメジャーデビューを発表。TOKYO IDOL FESTIVAL、フジロック、ロックインジャパンなどに出演した。

 彼女自身は「弾き語りを基本スタイルに活動する、新少女世代言葉の魔術師」と名乗っており、どこか毒々しさも感じさせながらも熱いパフォーマンスを行っている。彼女が大事にしているのは「孤独」が持つ力。人間が皆持つ「孤独」の代弁者になることを自負しており、彼女のストレートなメッセージは多くの若者の心を掴んできた。

 また別の一面として、ハロー! プロジェクトなどのアイドル(特に道重さゆみ)のファンであることを公言しており、たびたび道重さゆみへの想いを口にしたり、2013年5月、2014年2月には秋葉原のハロー! ショップでカバーライブも行った。絵を描くことも大好きで、2012年秋には個展を開催している。

 そんな彼女が2014年12月に写真集『大森靖子写真集 変態少女』を発売した。普段ピンクをヴィジュアルに取り入れる彼女だけあって、表紙を包むのはピンクのビニールカバー。まるでイケない世界を覗きこむ予感がある。184ページの嬉しいボリュームで彼女のライブの様子からオフショットまで堪能できる。

 巻末には『大森靖子への365の質問』が収録。「中学校時代のいちばんの思い出は?」という質問には「道重似の親友に官能小説を手紙でかいて授業中に投げたら、先生に見つかり音読されたこと」という彼女らしい答え。ファンを想う気持ちをよく表現する彼女は、「ライブ中は、何を考えて歌っていますか?」という質問に対して「みんなかわいーなーとか伝わるといーなーとか思って」と答えている。

 たびたび「過激」とも評される彼女のパフォーマンスには、ストレートな彼女の熱い気持ちと真実味があり、観客の心を掴んで離さない魅力がある。一方で、可愛いものが好きだという彼女の女の子らしさも、人々の好奇心をそそる一面であろう。

文=女生徒