「弱点克服」は成長の邪魔でしかない! 自分の“強み=才能”を見つけるための3つのポイント

ビジネス

2015/1/15

 「弱点を克服しなさい」「苦手なら勉強しなさい」と言われて育った人は多い。学校でも、赤点を取れば補習があるし、とにかく“苦手”なものに着目することばかり。

 しかしそんな学習方法を真っ向から否定するのが、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう あなたの5つの強みを見出し、活かす』(マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン:著/田口俊樹:訳/日本経済新聞出版社)。この本には、「弱点ではなく強みこそ伸ばすべき」といった内容が書かれている。自分の強みを見つけ、補強し、それを活かせる環境を見つける。これが大事なのだそうだ。

 得意なことも苦手なことも、誰にでもある。苦手なことを補強しても、それで食べていくことは難しい。それよりも自分が得意で好きなことを伸ばした方が、ずっと生きるのに役立ってくれる。弱点は、強みの邪魔にならない程度に対処すればいいとのこと。

 では、そんな自分の強みとなる才能はどうやって見つけるのか? 本書によると、“首尾一貫することができる能力”で、“無意識に繰り返している思考”こそが才能であり、強みになり得るのだそうだ。また、この他にも、才能を見つけるための3つの手がかりが記されている。

■切望:夢中になれる。欲望が溢れ出る。
 これは幼い頃に特に顕著に現れるそう。例えば物を分解したがる、予定が変わるのを嫌うなど、人とは違う拘りは誰にでもあるもの。これは、才能を知るきっかけになる。

■習得の速さ:飲み込みが早い。
 同じように勉強したり経験を重ねたりしても、全てを同じ速度で習得することはできない。習得の速いものは、それだけの才能を持ち合わせているということだ。

■満足感:気分がよくなる。幸せな気持ちになれる。
 何かを成し遂げた時、気分がよくとても満足感を得られたとしたら、それは自らの才能を活かしていることになるそう。自分がしていることに満足感を得られるか、考えてみよう。

 こういったことを判断基準にして自分の才能を見つけ、それを強みに変えていくのが大切なのだそうだ。「視野が狭くなるのでは?」という不安もよぎるかもしれないが、実際は自信に繋がり、むしろ視野はどんどん広がっていくと断言されている。

 上の方法で強みを見つけることはできるが、より的確に詳しく知りたい場合は、この本についている診断テストをやってみよう。本を購入すれば、「ストレングス・ファインダー」という強みを知るための診断を無料で行なえる。ただしIDは1人しか使えないので、中古で買う場合は要注意。ちなみに実際にやってみたところ、私は「ポジティブ」「着想」「未来志向」「目標思考」「回復思考」の5つ資質があるという結果になり、詳細を読むことで思わぬ強みを知ることができた。回答時間に制限があるため、直感に従ってどんどん答えていくことになり、より自分の本性が引き出せる仕組み。才能や強み、資質は、自分の中では当たり前すぎて気づけないことも多いように思う。この診断を通して自分の無意識を自覚して強みに変えていくことで、人生は大きく変わっていくのではないだろうか。

文=月乃雫