『ガンダム』大河原氏、『ダンバイン』宮武氏ら著名メカデザイナーに迫る!『美術手帖』で「ロボットデザイン」特集

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更新日:2015/1/19

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 『マジンガーZ』から、『機動戦士ガンダム』、『新世紀エヴァンゲリオン』など優れた作品を次々と発表し、ロボットアニメ大国となった日本。そのロボット文化はどのように育まれ、進化を遂げてきたのか?2015年1月17日(土)発売の『美術手帖』2月号(美術出版社)で「ロボットデザイン」が特集されている。

 特集では、日本を代表するメカニックデザイナーたちのインタビューを掲載。まずは『機動戦士ガンダム』でガンダムやザクを手がけた大河原邦男氏、『聖戦士ダンバイン』などで知られる「スタジオぬえ」の宮武一貴氏といった、ロボットアニメの創成期から活躍を続ける“生ける伝説”と言うべきふたり。

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 さらに「マクロス」シリーズの河森正治氏、『機動戦士ガンダムZZ』でのメカデザインや、「MS少女」で知られる明貴美加氏、『オーバーマン キングゲイナー』や現在テレビ放映中の『ガンダムGのレコンギスタ』の安田朗氏、『フルメタル・パニック!』の海老川兼武氏といったデザイナーにインタビューを行っている。そのほか、著名なメカデザイナーを紹介する「メカデザイナーズファイル」も収録。

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 アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏による論考では、日本のアニメ史におけるメカ/ロボットデザインの変遷を解説。『鉄人28号』『マジンガーZ』『機動戦士ガンダム』『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』『新世紀エヴァンゲリオン』などの代表的な作品を、ロボットデザインの視点から解説する。

 また、特集ではアニメのみならず、最先端のロボット工学や芸術も視野に入れ、ロボットの未来について考える。ロボットクリエーターの古田貴之氏、アニメ評論家の藤津亮太氏、「ロボットと美術 機械×身体のビジュアルイメージ」展を担当した青森県立美術館学芸員の工藤健志氏の3名による座談会を実施。

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 さらに、アンドロイド演劇や、家庭用ロボット、軍事用ロボットといった、「ロボット開発の最前線」にまつわる10のトピックスも紹介する。メカデザイナーたちが生み出すロボットは、アニメやゲームの作品世界を構築し、さらに現実世界の最先端のロボット研究にも影響を与えている。虚構/現実の垣根を越え、見る者の想像力を刺激してきた「ロボット」。その魅力を、デザイナーの仕事を中心に検証する内容だ。

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■『美術手帖』2月号
発売:2015年1月17日(土)
定価:1,600円+税
発行元:美術出版社
⇒美術手帖公式サイト