子どもが「LINEをしたい」と言ったらどうすべき?

IT

2015/2/1

 LINE、使っているだろうか? 家族や友達とトークをしたり、かわいいスタンプや写真・動画を手軽に送ったり、タイムラインでつぶやいたり、グループで待ち合わせ場所を決めたり。はたまた無料で音声通話をしたり。ゲームまでできてしまう。魅力的なサービスだ。しかしながら、人間関係にヒビが入ったり、事件に発展したりと、危険なイメージもつきまとう。

 子どもが「自分もLINEをしたい」と言ったらどうすべきか。学校でメディアリテラシー教育が取り入れられているといっても、やはりまだ子ども。親としては不安である。

 学校非公式サイト対策「スクールガーディアン」事業を展開するガイアックスが2014年7月に公表したデータによると、中高生のスマートフォン所有率は、中学3年生51%、高校1年生時83%。スマートフォン所有の中学生のLINE利用率は77%、高校生では91%にもなる。来たるべきときに備え、LINEの安全な使い方を知っておきたい。

親子で楽しむLINE(タツミムック)』(辰巳出版)によると、まず次のことに注意すべきとしている。

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(1)「友だち自動追加」をオフにする
(2)「友だちへの追加を許可」をオフにする
(3)知らない人に探されないようにLINE IDは持たない
(4)「IDの検索を許可」をオフにする
(5)「友だち」以外からメッセージを受け取らないように設定する
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 特に新規登録時、「友だち自動追加」は必ずオフにしておくよう注意している。LINEで友だちと繋がる方法はいくつかある。その中でも「友だち自動追加」は、オンにしておくだけでスマホのアドレス帳に登録しているLINEユーザーと繋がりやすく、便利だ。しかし、友だちになりたくない人とも自動的に繋がってしまう恐れもある。あとで繋がりを解消するためには、煩雑な手間が発生する。「子どもが知らない人と友だちになってしまう」という危ない状況を、LINEの入口で排除することが大切なのだ。本書では、面倒なようだが「一人ひとりに友だち申請をする」→「相手が許可をする」→「友だちになる」という方法を勧めている。

 また、LINEは無料で使えるアプリではあるが、好きな有料スタンプを購入して送り合うという楽しみ方もできる。この際、高額請求が来ないように注意したい。

 有料スタンプを一切購入させないという方法もあるが、少しくらいなら許すというスタンスであれば、
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(1)自分のおこづかいの範囲で支払いをする
(2)1か月の制限を設けてそのつど親が買う
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 といったルールをきちんとつくっておくとよい、としている。逆に最もよくないのは「クレジットカード払いにしたり、電話料金と一緒に払う設定(キャリア決済)にしたりして、なおかつ子どもに自由に買わせてしまうケース」。いくら使ったのか子どもが自覚できず、高額請求に驚いてもあとの祭りだ。

 最後に、本書で勧めている家庭内ルールの例を紹介しておこう。
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■ 夜◯時以降は使わない
■ 一日の利用時間は◯時間以下にする
■ 勉強中、食事中、入浴中はスマホを使わない
■ フィルタリングをする
■ 有料コンテンツの購入はおこづかいの範囲で
■ セキュリティのためにパスコードロックをかける場合は、親にそれを教える
■ 自分や友だちの個人情報や写真をネットにアップしない
■ 友だちの悪口を書いたり、いじめに使ったりしない
■ 公共の場で利用するときは、ルールとマナーを守り、人に迷惑をかけない
■ 情報漏洩、架空請求などのトラブルがあったときは、親に必ず報告する
■ 約束を破ったら、スマホを◯日間没収
など
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 安心安全に使えるルールや環境をつくってこそ、子どもがLINEを楽しめる。本書とLINEを通じて、親子のコミュニケーションを図り、絆を深めてみてはどうだろうか。

文=ルートつつみ