チョコ好きに専門家がすすめる! 「チョコ気分が高まる本」ランキング

暮らし

公開日:2015/2/11

 バレンタイン目前! 人気チョコレートショップの前は、お目当てのチョコを購入しようと女性たちで賑わっている。最近では、義理チョコはもとより、本命チョコより自分チョコに命をかける女性も多いよう。そんなチョコレートに目がない女性たちには、もっとチョコレートの世界を味わってもらいたい。そこで今回は、ショコラコーディネーターとして、「美味しいショコラのある生活」を広めるべくご活躍中の市川歩美さんに「チョコレート気分が高まる10冊」をセレクトしてもらった。
 

■1位『チョコレート工場の秘密 ロアルド・ダールコレクション2
ロアルド・ダール/著 クェンティン・ブレイク/絵 柳瀬尚紀/訳 評論社 1200円(税別)
町にある謎多きチョコレート工場に、5人の子どもが招かれることに。主人公チャーリーにもそのチャンスが!? 映画『チャーリーとチョコレート工場

advertisement

■2位『サロン・デュ・ショコラ オフィシャル・ムック2015
レタスクラブムック KADOKAWA 角川マガジンズ 926円(税別)
毎年日本でも開催されるパリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」のガイド本。新作ショコラの情報や、ショコラティエたちが思いを語るインタビュー記事が充実。

■3位『チョコレート屋のねこ
スー・ステイントン/文 アン・モーティマー/絵 中川千尋/訳 ほるぷ出版 1400円(税別)
小さな村でチョコレート専門店を営むおじいさんと猫の様子を描いた絵本。ランキングの選者・市川さんは「読み終えると、チョコレートを食べた後のような余韻が残る」と語る。

■4位『失恋ショコラティエ』(1〜8巻)
水城せとな 小学館フラワーCa 400〜429円(税別)
14年にドラマ化された女性向けマンガ。主人公の爽太は、チョコ好きなあこがれの女性の気を引くべくショコラティエになるが……。市川さんはアドバイザーとしてドラマ版に協力。

■5位『チョコレートパン
長 新太 福音館書店 800円(税別)
歩いてきたパンたちがチョコレートの池へ。それを見ていた動物たちもチョコレートの池に入ろうとするのだが……。思いがけない展開とかわいい絵柄が印象的な癒やし系の絵本。

■6位『チョコレートにとって基本的なこと
ル・コルドン・ブルー 柴田出版 4000円(税別)
美しい写真と丁寧な解説で、様々なタイプのチョコレートの作り方を解説。市川さんは「“こうやって作るのか!”という答え合わせができ、ますますチョコ好きに」とコメント。

■7位『貧乏サヴァラン
森 茉莉ちくま文庫 540円(税別)
森鷗外の実娘でもある随筆家・森茉莉によるエレガントな文体の食エッセイ。チョコレートに関する思い出や、大人の嗜好品としてのチョコレートへの思い入れがつづられる。

■8位『チョコレートの真実
キャロル・オフ/著 北村陽子/訳 英治出版 1800円(税別)
コートジボアールのカカオ農園での児童労働の実態を暴く衝撃的なノンフィクション。市川さんは「チョコ好きな人に現実を知ってもらい、一緒に改善の道を探したい」と語る。

■9位『とうに夜半を過ぎて
レイ・ブラッドベリ/著 小笠原豊樹/訳 河出文庫 950円(税別)
叙情的な文体で“SFの詩人”と呼ばれる作者の、表題作を含む短編集。「事の起りはチョコレートの香りだった」という書き出しの一編「板チョコ一枚おみやげです!」を収載。

■10位『その男、甘党につき
えすとえむ 太田出版 680円(税別)
チョコレートを何よりも愛するパリ在住の弁護士が主人公の大人向けマンガ。彼は、悩める人々をチョコレートで救っていき……。甘さと苦さが共存する物語が繰り広げられる。

取材・文(ランキング部分)=澤井 一/ダ・ヴィンチ3月号 「その道のプロに聞く! ダ・ヴィンチなんでもランキング」