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第1回「枕営業」

森田哲矢(さらば青春の光)「煙だけでいい…… あとはオレが火を起こす!」

 僕はゴシップが大好きだ。
 三度の飯より、真矢みきより、確変中よりも好きだ。いや確変中よりは言い過ぎかもしれないがとにかくそれぐらい好きだ。
 こういうことを堂々と言うのはもしかしたらもの凄く恥ずかしいことなのかもしれないが、好きなのだからしょうがない。芸能界、政財界、スポーツ界、とにかくどんな世界であれゴシップと名のつくものは全て知りたい。食べたい。ぶちまけたい。そんな品のかけらもない人間が僕である。
「火のない所に煙は立たない」という言葉をよく耳にする。僕ぐらいのゴシップ好きになると、「火なんていらない、煙だけでいい」という発想になってくる。
「もちろん火も欲しいですが、煙だけ、煙だけいただければ我々それで朝まで呑めます! むしろそれが真実かどうかはもはやどうでもいいっす! とにかく煙をください!」
 そんな底辺の人間の考え方にいつしかなってしまった。そういえば「火事で最も怖いのは火よりも煙だ」と昔避難訓練で来た消防士さんが言っていた。
 ダ・ヴィンチというもの凄く上品な媒体にこんな下品な人間がコラムなるものを書いていいのかという疑問はあるが、そんなことは全てオファーしてきた担当の人のせいにして、僕はこの業界から消されない程度に、大いなる偏見に満ちた底辺の考え方をぶちまけたいと思う。

 まず、記念すべき第一回目の煙は『枕営業』。
 これは誰しもが一度は耳にしたことのあるぐらい、色んな世界に存在する言葉だと思う。いくら男女平等の世の中とはいえ、権力を持っているのは、まだまだ男の方が多い。稀に逆の枕もあるかとは思うが、基本的には女性が男性に使い、のし上がる為の営業スタイルを指す。
 もちろん底辺の呑み会でも毎回登場するぐらいのレギュラーメンバーのような言葉。やれあの女優はほとんどの仕事を枕営業で取ってるだの、やれあの番組に出てる女性タレント達は全員司会者と寝てるだの、数えあげたらキリがない。
 僕が前に聞いたのは、とある有名監督のハリウッド映画の出演に抜擢された日本人女優は、その監督に枕営業してその座を勝ち取ったものの、実際クランクインしたら演技がダメすぎて撮影期間中、精神が破壊されるんちゃうかってぐらいボロカスにダメ出しを受けたというゴシップ。

 枕営業の海外進出。
 
 あと僕が最近一番ビックリしたのは、某事務所の今となっては超売れっ子の女優だが、その女優を売る為に、同じ事務所の女性タレントが枕営業をしてた、というのを聞いた時。しかもその女性タレントもかなり色んなテレビに出てる人。こんなことがまかり通る世界。事務所からしたら一石二鳥、超ハイブリッド営業である。
 ただこういうゴシップを聞いた大抵の人は、嘘でしょ? 情報ソースは誰から? そんなわけない、と言うのが常。違う、本当でいい、本当であってくれ、なんなら真実はもっとヤバイ感じであってくれ、と思う方が楽しいし心躍る。
 だって普通に好感度の高いタレントさんや清純派と言われている女優さんがそんなエロいことして仕事とってるんやで? 興奮しかしないでしょ?
 やはり誰しもギャップに弱い。特に底辺の男達はこういうエロいギャップにめっぽう弱い生き物だ。清楚なイメージであればあるほど枕営業とかしといてくれって思ってしまう。その振り幅が最高にいい。嫌いになるどころかむしろ大好きになる。パチンコで5万負けてたけど結局閉店間際盛り返してチャラで帰ったらそれは勝ちに等しい、の感覚である。

 そういうギャップの最たるものが女子アナウンサー。週刊誌とかに女子アナのゴシップ記事なんて出ようもんならもうそれだけで昼まで呑める。「うわー、この人こんな真面目なニュースをこんな真面目な顔して読んでるけど、夜はめちゃくちゃ乱れるんやもんなぁ」と思うだけでそのニュース番組はもうただのエロ番組になると言っても過言ではない。
 この前めちゃくちゃ売れてる先輩が言ってた言葉が印象的で「枕営業で売れた子達いっぱい見てきたけど、ただ勘違いしたらあかんのは、その子達は擬似であろうがそういう大人達とちゃんと恋愛をして売れてる。大人達に、この子を売ってあげたいなと思わすぐらいの愛はちゃんと振りまいてる」
この世界の道徳だと思わされた。

 少し真面目な話になってしまったが、結局まとめると枕営業などのエロいゴシップを中傷するのではなく、肯定した目で芸能界を見ると今よりも倍は楽しくなるし、そういうことを人に話すことで人とのコミュニケーションを図れるし、人見知りの人なんかは人見知りを克服できたりするかもしれないということ。
 なので、これからそういうゴシップを聞いたら男性は興奮し、女性は「じゃあ私も乱れよう!」と思ってくれることがひいては少子化問題の解決にも繋がると僕は信じてる。「最後犯罪レベルの正当化やな!」という声が聞こえてきそうやけどまあええか。
 
 最後に、ここまで全てさも真実かのように書いてきましたが、もし一つだけ嘘があるとすれば、僕は一滴も酒を呑めないということぐらいです。それはほんますいません。



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