反抗期の娘に嫌がらせ弁当を作り続けた母の想いとは【大反響ブログがついに書籍化】

食・料理

更新日:2015/2/17

Q:嫌がらせ弁当へのこだわりは?
普段は口数の少ない娘なので、お弁当を通じて何かしらの会話が生まれたらいいなと思いながら作っていました。また、娘はもともと偏食で、夜ご飯にもあまり手をつけないことがあるので、昼のお弁当でしっかりと栄養を摂ってもらえるように気をつかいました。

Q:今後も機会があれば、嫌がらせ弁当を作りたいですか?
娘の学校のある日は、3年間1日も欠かさずキャラ弁を作っていたので、お弁当を卒業して、キャラ弁を作れなくなってしまったことに寂しさを感じています。なので、機会があれば作りたい気持ちはありますが、これからは「嫌がらせ」ではなく、「私の楽しみのひとつ」として、娘に付き合ってもらいたいです。

Q:反抗期の子どもを持つ親や読者へ、何か一言お願いします。
親子のコミュニケーションは大切で、いろんな形があっていいと思います。我が家の場合は少し変わったコミュニケーションでしたが、今となっては、やってよかったと思っています。反抗期の子どもには手を焼くこともあると思いますが、自分自身が楽しく向き合う方法を見つけることで、また違った景色が見えるような気がします。

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 3年間お弁当を作り続けるだけでも大変なこと。それをキャラ弁、しかもこんなにメッセージ性に富んだものを作り続けるなんて、ちょっとやそっとの気持ちではできない。そこには、何とかして反抗期の娘とコミュニケーションをとりたいという、母親の願いがぎゅっと詰まっている。ちなみに娘さんの現状について聞いてみると、相変わらずだそうで、「特に変化はありません(笑)」とのこと。しかし、本書の最後で語られた娘さんの本音には、感謝の言葉が述べられていた。次第にメッセージ色の強くなるお弁当、ブログ内容、そして娘さんの言葉は、タイトルに似合わず涙なしには読めない…!

 そんな愛あるお弁当をぜひ! ぜひ編集部にもください! とお願いしたところ、なんとダ・ヴィンチニュースのためにttkkさんがお弁当を作ってくれた! それがこちら!!

 ダ・ヴィンチのロゴの入ったごはん、そして、本書内でも何度も登場したあのウインナー人が、雑誌『ダ・ヴィンチ』を手にしている。おかずも、とても美味しそうだ…! 作った感想を聞いてみると、「ロゴを思い切って大きく配置してみました。ウインナー人が持っている、小さな「ダ・ヴィンチ」ロゴ、意外と大変でした(笑)」とのこと。お忙しい中、愛あるお弁当をありがとうございます!!

 これからも、楽しみのひとつとしてお弁当を作り続けて行きたい、と話したttkkさん。今後の活躍も期待できそうだ。

取材・文=月乃雫