主要キャスト・スタッフのコメント全文掲載!映画「エヴェレスト 神々の山嶺」

映画

2015/2/19

 夢枕獏の小説を元にした映画「エヴェレスト 神々の山嶺(かみがみのいただき)」。日本映画史上初となるエヴェレストでの撮影にキャスト・スタッフが挑む!

 監督には、モントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞、日本アカデミー賞最優秀監督賞など数多くの賞を受賞した「愛を乞うひと」を始めとする数多くの名作・話題作を世に送り出してきた、平山秀幸。脚本は「クライマーズ・ハイ」や「孤高のメス」、「ふしぎな岬の物語」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞している加藤正人。そして今回この映画を彩る豪華キャスト3名が発表された。

 山岳カメラマン深町誠には、岡田准一。伝説のクライマー、羽生丈二には、阿部寛。羽生を慕っていた兄を雪山で失った女性、岸涼子に、尾野真千子。現在の日本映画界において欠かすことのできない演技派俳優3名が、映画化不可能と謳われた超大作で火花を散らす。今回発表した3人はそれぞれ本作が初共演!それぞれが山岳練習を積みながら、実際にネパールでの撮影にも挑む予定だ。

 すでに撮影準備は始まっており、2015年3月よりネパール他、実際にエヴェレスト現地にて撮影を開始予定。全体で約4か月の撮影期間の中で、各キャストも通称エヴェレスト街道を高度順応しながら10日間かけて登り、高度6000M付近での撮影を行う予定だ。今回行われるエヴェレストでの撮影は、日本映画史上初めてとなる挑戦!ドキュメンタリーを除くと世界でも類を見ない映像になる事だろう。

 山岳アドバイザーとして本作に帯同するのは、自身も世界屈指の登山家としても知られ、「植村直己物語」では撮影隊隊長としてエヴェレストでの撮影にも参加した日本山岳協会副会長の八木原圀明。また、現地ネパールでは、第72回米アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた映画「キャラバン」で主演を務めたシェルパの長老ティンレー・ロンドゥップの出演が決定するなど、まさにキャスト・スタッフ共に日本映画史上最困難の撮影を可能にする一線級が集まった。

 実際にエヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリス人登山家ジョージ・マロリーと彼が持っていたであろうカメラも登場し、エヴェレスト初登頂に絡む最大の謎にも挑む、“ロマン”と“感動”にあふれたエンタテインメント超大作としても必見だ。

 そのスケールの大きさから、未だに映画化が実現していなかった本作が強力なキャスト・スタッフを得て遂に始動。最高級のメンバーが過酷なエヴェレスト撮影なども行いながら、日本の枠組みを飛び越えて極限に挑む超大作だ。

岡田准一(深町誠 役)
山岳カメラマン。古い“カメラ”の発見をきっかけに羽生と出会い、人生が変わっていく。

 原作の『神々の山嶺』は大好きな作品で、実際のエヴェレストでも撮影できるということを今から楽しみにしています。平山監督をはじめとするスタッフの皆様、初めて共演させていただく阿部さん、尾野さん、キャストの皆様ともに過酷な撮影を楽しみ、しっかり体験していきたいと思います。

阿部寛

阿部寛(羽生丈二 役)
伝説化した孤高のクライマー。人生すべてをエヴェレスト登頂に賭けてきた男

 映像化が難しいと言われている原作の映画化。実際に高所での撮影を敢行し、できる限りリアルを追及するこの作品に参加できてうれしい。岡田さん、尾野さんとの初共演も楽しみに、撮影に臨みたいと思います。

尾野真千子

尾野真千子(岸涼子 役)
羽生との登山中に事故で死亡した岸文太郎の妹。羽生を慕い待ち続ける間に深町と出会う。

 エヴェレストでの撮影きっと大変だと思います。でも、あの山に登る意味がある作品にしたいです。なぜ登るのか‥‥自分自身にも問いかけながらこの作品に臨もうと思います。阿部さんや岡田さんとの初共演になりますが、エヴェレストで迷惑かけないように日本でのトレーニング頑張ります!

平山秀幸(監督)
 今回、壮大な原作を映像化するにあたって、想像を絶する限界ギリギリの撮影現場が待っています。そこでは、「芝居」や「思い込み」等と言うような事は通用しません。参加していただくこの3人の俳優さんのまるごとがフィルムに焼きつけられる事になります。その「事」が楽しみでもあり、反面恐ろしくもあります。

夢枕獏(原作)
 なんということであろうか。この物語が、現実に映画化される日が来ようとは。現実にヒマラヤの高所まで、カメラを持ち込み、俳優も監督、スタッフも、全員が行くことなしには考えられない映画である。それが実現するのである。ここまで待ってよかった。凄い映画になると思う。

角川歴彦(製作代表 KADOKAWA 取締役会長)
 心が打ち震えた。愚直に、狂おしく、切なく、ただひたすらに世界最高峰の頂を求める姿をどうにか映画にしたいと思った。全ての人が心の中に持つそれぞれの頂を心に刻み、願い、求め、進んで行ける。そんな機会になればと思っている。宇宙に一番近い地上、「エヴェレスト」で繰り広げられる二人の孤独な戦いは必ずや観客の方々の心を揺さぶり映画の感動を確かなものにするだろう。そして日本映画界を担う最高のスタッフと俳優が肉体、精神をかけてこの作品に挑む姿をしっかり見届けてもらいたい。

ストーリー
 日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠は、滑落事故で仲間を失い、登頂は中止になってしまう。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうかという登攀史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、一人の男に辿り着く。消息不明だった伝説のクライマー、羽生丈二。彼はなぜ日本から姿を消したのか?その男がなぜカトマンズにいるのか?「天才クライマー」と呼ばれながら、無謀で他人を顧みない彼の孤立した過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子と出会う…。二人の男と、一人の女。それぞれの想いが交錯する中、己の人生を賭け、世界最高峰の“神々の領域”へと足を踏み入れる男たちの挑戦が始まる--。

■映画「エヴェレスト 神々の山嶺」
出演:岡田准一、阿部寛、尾野真千子 ほか
監督:平山秀幸
脚本:加藤正人
原作:夢枕獏『神々の山嶺』(角川文庫・集英社文庫)
製作:『エヴェレスト 神々の山嶺』製作委員会
配給:東宝、アスミック・エース
2016年全国ロードショー