インディーズ作家を応援する日本独立作家同盟がNPO法人化 独立系作家・出版支援事業を大幅に拡大強化

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

  • 群雛

 インディーズ作家を応援するマガジン『月刊群雛』の日本独立作家同盟がNPO法人となることが発表された。

 2013年9月1日に任意団体として発足した日本独立作家同盟は、文筆や漫画などの作品を自らの力で電子書籍などのパッケージにして世に送り出している、独立系作家の活動を支援してきた。

独立系作家とは、いわゆる「セルフパブリッシング」や「自己出版」といった活動をしている作家。商業デビューしているか否かは問わないという。作家や作品の知名度向上、品質向上、頒布促進のほか、作家と読者のコミュニケーション活性化など、多種多様な出版文化の振興に貢献することを目的としている。

advertisement

これまでの活動として、執筆者やイラストレーター、デザイナー、編集者などを募り、電子雑誌『群雛』(ぐんすう)を月刊ペースで定期刊行するほか、独立系作家の執筆、制作、宣伝等を支援してきた。こういった活動をさらに発展させ、公正かつ中立で透明性の高い運営を円滑に継続させるために、特定非営利活動法人(NPO法人)への改組を決断し、設立申請、縦覧期間を経て、2015年4月に登記予定。今後は主に、ウェブメディア事業、セミナー・勉強会事業を拡大していく。

日本独立作家同盟の今後の活動概要
1. 独立系出版支援事業
『群雛』月刊誌として毎月1回刊行するほか、別冊などの特別号も随時刊行
2. ウェブメディア事業
セルフパブリッシング関連ニュースや新刊情報、独立系作家インタビューなどを発信
3. セミナー・勉強会事業
独立系作家・出版関係者向けセミナーを毎月開催(正会員・賛助会員は無料で参加可能)
4. 出版エージェント事業
独立系作家と編集者をマッチング
出版企画と商業出版社をマッチング

⇒詳しくは日本独立作家同盟公式サイトを確認