コンビニおでんでダイエットが新しい! 意外なコンビニ活用術
更新日:2015/2/26
まず結論ありき。ダイエットをするなら「おでんをはじめとするコンビニの食料品を徹底的に活用」すべし! 中でも「おでん」はダイエットに有効な健康食品である。
例えば、おでん大根1つ=14kcalしかない。わかりやすい比較をすると…鮭おにぎり1個=おでん大根14個!
おにぎり1個はペロリだが、大根14個はムリ! 3つ食べたって42kcal。おにぎり1個ガマンして、おでん大根にするだけで、100kcal以上もセーブできてしまうのだ。年中コンビニで買えて、手軽にお腹いっぱい食べて、それでもダイエットできちゃうなんて最高じゃあないですか! というわけで『やせたいならコンビニでおでんを買いなさい』(鳴海淳義:著、道江美貴子:監修/日経BP社)ヨリ、今日から始められる「おでんダイエット」をご紹介!
まずは2週間! ハードルを低く続けよう
鳴海氏のダイエットのポイントは2つ。
1.昼は、おでんなどのヘルシーなランチを!
2.夜は糖質を控えて!(魚や肉はOK)
低カロリー&低糖質のコンビニおでんランチ、夜は最も脂肪になりやすい糖質を控える。これだけで1日の摂取カロリーが500~1000kcal減り、摂取量が減った分、体内に蓄積された脂肪が消費される。
1kg=7000kcalなので、2週間続けるだけで、1~2kgの減量ができてしまう、というわけだ。
なぜ「コンビニ」なのか?
「カロリーを計算し、記録していくことがダイエットを続けるコツ」だと鳴海氏は言う。
コンビニの食品の殆どに、カロリーと食品表示が記載されている。おでんの場合は、一覧表に値段と一緒にカロリーが書いてある場合もある。食品のカロリーを覚えてなくても、その場で計算しやすいのだ。
また、食品表示の原材料は「含まれている量が多い順」に記載されている。例えば、同じチョコレートでも「砂糖」が一番のものと「カカオ」が一番のものでは、ダイエットの宿敵である「糖質」の量が全然違う、ということになる。コンビニで扱っている食品は、カロリーも表示も、ダイエットに優しいのだ。
なぜ「おでん」なのか?
糖質は、炭水化物の一種で、タンパク質や脂質と並ぶ「三大栄養素」の一つだ。ご飯、パン、麺類にたくさん含まれている。
だが、これらは「主食」であり、減らすのが辛いと言う人も少なくない。そこで、本書は「まずはお昼だけでも主食をコンビニおでんにしよう」と提唱する。
炭水化物の量で比較すると、鮭おにぎり=34g、おでん大根=3g。ここに、しらたきと牛すじを加えても合計6gほど。おにぎり1個の5分の1にも満たないのだ。
覚えておきたい具のグループ分け
【低カロリー/20kcal以下】
・こんにゃくを使ったもの
・野菜や海藻
【中カロリー/30~60kcal程度】
・練り物(ちくわやはんぺん、ごぼう巻など)
・脂肪少なめの肉類(牛すじ、ロールキャベツなど)
※コンビニによっては、80kclオーバーのものもあるので注意!)
【高カロリー/60~120kcal程度】
★糖質少なめオススメ
・豆腐類(焼き豆腐、がんも、厚揚げなど)
★糖質多め注意!
・もち巾着
・じゃがいも(59kcalだが、糖質が高い)
というわけで、駆け足で紹介した「コンビニおでんダイエット」だが、本書には、ダイエットの基本の考え方や、おでん以外のコンビニ食の有効活用法、夏むけの冷やしおでんアレンジなども紹介されている。気軽に手軽にダイエットを始めるにはピッタリだ。
もっとも、コンビニのおでんって、案外コストはかかるので、時間があって料理が嫌いじゃない人は、自分でおでんを作って、家計もダイエットしたいところだ。
それと、名古屋近辺の人は「味噌だれ」にも糖質が含まれているので、カロリー計算にはご注意あれ。
それにしても、某コンビニだけ、店に入ったときオエッとなるほどおでんの匂いがクサいことがあるけど、あれは何なんだろう? 美味しさには変わりないんだけども。
文=水陶マコト