妨害、横取り、他人の幸せ嫌い…面倒クサすぎる“困った女子”をスルーする方法

人間関係

更新日:2016/1/13

 女同士の人間関係は、結構大変である。人より少し目立ってしまうと、嫉妬して嫌がらせしてくる相手が現れたりする。『戦わない人ほど幸せが手に入るシンプルな理由』(石原加受子/KADOKAWAメディアファクトリー)では、そんな「困った女たち」への対処法を具体的にガイドしている。と同時に、自分の感情を大切にする「自分中心」の生き方にシフトチェンジし、女の戦いから降りることを勧めている。

戦わない人ほど幸せが手に入るシンプルな理由』(石原加受子/KADOKAWAメディアファクトリー)

あの手この手で妨害する女

 困った女の例としてまず挙げられるのが、「あの手この手で妨害する女」。会議の時間をわざと間違えて伝えてくる、留守中にあったお得意さまからの電話を知らせてくれない…などなど、「妨害女」がいるだけで仕事に支障が生じてしまう。解決策は、第三者に確認して証拠を集めること。冷静に「電話をとったのはあなただって、Aさんに聞いて確認とってるんだ」と突きつければ、相手は知らんぷりできなくなる。Aさんには名前を出す承諾を得ておく必要があるが、これは効果がありそうだ。

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横取りする女

 人の企画を平気でパクっていく「横取りする女」も腹が立つものだ。他人のアイディアを盗む人は放っておいてもつぶれていく、と石原さんは断言する。しかし、一言「それは私が考えた企画だよね。私はそう思っているよ」と自分の気持ちをはっきりと伝えることが、自分を守ることにつながる。重要なのは自分の心を守ることなのだ。

なんでも知りたがる女

 職場において、恋人の有無や家賃など、やたらプライベートなことを知りたがる「なんでも知りたがる女」には「質問返し」のワザが効果的だ。答えない自由もあるのだ。「家賃いくら?」と聞かれたら「えっ、どうして?」と聞き返せばOKだ。

親友の“幸せ”が嫌いな女

 恋愛が絡んでくると、女同士の嫉妬はヒートアップする。理想的な恋人ができた途端に無視してくる「親友の“幸せ”が嫌いな女」は面倒だ。そんな相手とは、そもそも親友ではなかったのかもしれない。今までの関係から卒業すれば新しい友達との出会いもある。

責任をとらない女

 旅行など一緒に行動するプランを立てるときに、人任せなのに文句を言ってくる「責任をとらない女」も嫌なものだ。友達だから上下関係はないとはいえ、役割はきっちりと決めておくことが肝心だ。最終的な決定権が誰にあるのか決めておくことで、トラブルが減る。

 どんなに嫌な相手がいても、相手は自分とは違う人間なのだから変わらない。やり込めてギャフンと言わせても、次の嫌がらせが待っているだけだ。戦いからイチ抜けするために必要なのが「スルー力」である。相手を気にするより、傷つかないように自分自身に目を向けるのが大事だ。相手と話していてなんとなく イヤな感じがしたら、感覚を信じてその場を離れることも必要なのである。

 他者中心の生き方から、自分中心の「私がどう感じるか」「私がどう思うか」を大事にする生き方にチェンジすることを本書は説く。「ほかの人がなにをしているか」より、自分自身の「夢や目標」を大切にすることで幸せに生きられるのだ。

文=川澄萌野