【ダ・ヴィンチ2015年4月号】「高田郁」特集番外編

特集番外編2

2015/3/7

【ダ・ヴィンチ2015年4月号】「高田郁」特集番外編

「高田郁」特集番外編

編集μ

 ダ・ヴィンチ2015年4月号の第二特集は、「みをつくし料理帖」シリーズで知られる高田郁(たかだ・かおる)さんの特集です。

「みをつくし料理帖」は、料理が人を幸せにしていく時代小説。大坂出身の料理人・澪が、江戸に出てきて最初は味の好みや水の違いに苦労しながら、徐々に道を切り拓いていく物語です。シリーズ第1作『八朔の雪』が話題になり、その後も順調に巻数を重ね、昨年夏に第10作『天の梯』で見事完結。この3月はぎりぎり「本年度完結」の期間内ということで、それを冠にした特集を展開させていただきました。

高田郁さんのインタビューはお住まいの関西地域にて行われました。そこに高田さんは、ある特別なものをお持ちくださったのです。それは……これまで公開されてこなかった、登場人物設定のスケッチ(の写真)です! 小説家・高田郁としてデビューする以前、漫画原作者・川富士立夏(かわふじ・りっか)としてご活躍だった高田さん。漫画の原作だけではなく、ご自身で漫画を描かれてのお仕事などもなさっていたそうです(そのあたりは後述の「クロニクル」の誌面で!)。小説のキャラクターを形作るときには、スケッチ帖にイラストと細かい設定を、いつも描かれるとのこと。「みをつくし料理帖」の主人公・澪や親友の野江、澪を温かく見守る芳の設定スケッチを撮影したお写真をお借りできました。誌面にて、本邦初公開。お見逃し無く! 高田さん絵めっちゃ上手いです……!

また、年表形式で高田さんの歩みをご紹介する「クロニクル」記事でも、ご本人に細やかな監修をいただきました。本好きのダ・ヴィンチ読者がより楽しめるものを、と、ご寄稿をいただいた部分も多いです。他では読めない記事になっていますので、ぜひ!

そしてこの特集を彩ってくださったのが、「みをつくし料理帖」ほか多くの高田作品の装画を務めていらっしゃる卯月みゆきさんによる特別版画作品。

特集でぜひ卯月さんの作品をデザインに使わせていただきたい旨、担当編集さんを通じてご相談をさしあげましたら、なんとなんと、本の装画に使われたものとは別に、卯月さんが「みをつくし料理帖」の世界をイメージして自主製作された未公開作品が複数おありとのこと!(※現在は、卯月さんホームページにて公開されています) その中から7枚(!)も使わせていただき、美麗な誌面が出来上がりました。作品にはそれぞれタイトルがついており、「みをつくし料理帖」をお読みのかたなら沁み入るものばかり。ぜひご覧ください。シリーズを未読のかたは、特集をガイドにお読みいただいて、ぜひまた改めて誌面集を眺めてみてくださいね!

もうだいぶ長くなってしまいましたが最後に。文庫新刊の『あい 永遠に在り』ほか、「みをつくし料理帖」以外の高田作品も誌面ではご紹介しております。これらもグッとくるものばかり。ぜひダ・ヴィンチをガイドに、読んでみてくださいませ!(個人的なイチオシはデビュー作の『出世花』です)