特集番外編1 2011年4月号

特集番外編1

2011/3/4

特集番外編1 西尾維新特集
ダ・ヴィンチ読者に訊いた〈物語〉シリーズの魅力&好きなキャラクター

編集I

 

特集いかがでしたか?
今年で完結予定の〈物語〉シリーズについて、西尾さん自身にたっぷり語っていただいたロングインタビューは西尾ファンなら必読ものです。一見異色の組み合わせに思える、西尾さん海堂尊さんの対談も、読めば納得のおもしろさ。西尾さんが今年から海堂作品に大ハマリしているということで、海堂さんにご登場いただきました。お二人の分析力の鋭さ、作家としての超人ぶりがうかがえる対談となっています。

今回、特集にあたってダ・ヴィンチ読者に〈物語〉シリーズアンケートをお願いしたのですが、誌面ではほんの一部しか掲載できなかったので、こちらでご紹介いたします。

Q1)〈物語〉シリーズの中で好きなタイトル、その理由

現在、刊行されている8冊(『化物語(上)』『化物語(下)』『傷物語』『偽物語(上)』『偽物語(下)』『猫物語(黒)』『猫物語(白)』『傾物語』)の中からいちばん好きな作品を訊いたところ、ベスト5は以下のとおり。

第1位 『化物語(上)』 198票
第2位 『傷物語』 111票
第3位 『化物語(下)』 105票
第4位 『傾物語』 51票
第5位 『猫物語(白)』 47票

読者コメント(3位まで紹介)

■『化物語(上)』

・作中に出てくる女の子(特に戦場ヶ原さん)と阿良々木暦との、まるで夫婦漫才のような会話にすごくテンポのよさを感じる。
・阿良々木くんのはじけっぷりが素晴らしいのと、キャラがはじけているのに抵抗なく物語に入っていけるところです。
・「まよいマイマイ」が好きです。真宵の可愛さにやられました!悲劇的な人生を送って来たのに、明るくて可愛らしくて・・・。あと暦の真宵に対する変態さ加減もお気に入りです(笑)
・戦場ヶ原ひたぎさんが最も輝いていると思うからです。
・シリーズ1作目であるこの作品を読んだときの衝撃は忘れることができません。まず、会話の異様なまでのテンポの良さに魅せられました。そしてなんといっても各話で登場するヒロインたちの強烈過ぎる個性にすっかりハマってしまいました。
・この作品は先に読むべし。怪異の部分が突出しており、『傷物語』は伝奇冒険小説ので、怪異好きの人はこちらがいい。

■『傷物語』

・羽川と阿良々木の出会いが描かれており、ふたりの特別な関係性がすごく好きなので。
・化物語はドラえもん的存在の忍野に助けてもらうだけの話だった。この話は違う。そこが面白い。暦くん、ただの変態じゃなくて良かった。王道の結末なのに予想できなかったのは頭が無意識にこの悲しい結末を避けていたからか。
. ・どの作品も好きですが、プロローグとしてその後の伏線がたくさん詰まっているところです。読むことで他の話の面白さがググッと膨らむ感じです。
・キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードがかわいい。
・『化物語』で仄めかされていた「春休み」の時期が描かれているのが好きです。
・暦君と忍の出会いから現在に至るまでの経緯、ちょっとというよりはだいぶ切なく、一番心にキました!
・ 時系列的に最初の話というところや、阿良々木君のちょっぴり変態っぽい羽川ちゃんへの応対が笑えました。

■『化物語(下)』

・話の進み方がとてもいい。どういっていいかわからないけど、例えるなら、組み方は知らないのにどんどん埋めていけるパズルのよう。また、キャラクターの持つ独特のテンポは気持ちがよく、お互いがお互いの速度に埋もれない。そしてそれは一人ひとりの強い個性をいい具合に昇華している。向いている方向、視点、アプローチにフィロソフィーを感じる。
・ギャグ満載で笑えるところです。まさに西尾維新ワールドといった作品で非常に楽しめます。ストーリーも流れがよく最後まで一気に読めます。
・キャラクターの個性的な台詞。またアニメーション化した際の付箋の貼り方が素敵。
・登場人物の数もちょうど良く、会話の暴走具合も一番面白かった。(上)ではまだ暴走具合が足りないし、これ以降は人が増えすぎて、各々の魅力が完全に味わいきれなかったような気がする。
・ 化け物(怪異)を中心として交わる登場人物たちのやりとり。西尾作品に代表される言い回し、会話のテンポ。

Q2)〈物語〉シリーズの中で好きなキャラクター、その理由

第1位 戦場ヶ原 ひたぎ 218票
第2位 阿良々木 暦 176票
第3位 羽川 翼 98票
第4位 忍野 メメ 67票
第5位 八九寺 真宵 51票

読者コメント(3位まで紹介)

■戦場ヶ原ひたぎ

・雄弁すぎると言ってもいいくらいの毒舌が最高!
・物語のなかで一番成長するキャラクターだと思う。
・ドラスティックでありながらもとても柔らかいシルキーな感じ。静かな嵐の前、氷山の崩れる寸前、分裂前の原子、そういった不安定さに包まれる。萌えを越える蕩れ。
・直球なところ。
・はっきりとものをいう性格。でも、優しいところ。
・1に毒舌。2に毒舌。3、4がなくて5にツンデレ。
・従来のヒロインという概念をぶち壊すほどの言葉の暴力の数々が新鮮でした。常に破壊力満点なセリフを吐きながらも、時折見せる暦への愛情表現にギャップがあってすごく可愛いと思います。この異常な可愛さは「ツンデレ」なんていう単純な言葉では表せません。
・ツンドラ蕩れ
・阿良々木くんへのSップリがかわいいです

■阿良々木 暦

・やっぱりあの変態性でしょう! 鋭いつっこみも魅力的です。
・良い奴です。たぶん、一番普通にいい人で、手の届く範囲みんなの幸せを願っていると思うのです。そんな彼の生き方が、周囲の人間に影響を与えて、物語が進んでいく。
・どの女の子に対して、思わず読者を笑わせるような鋭い突っ込み。素晴らしい適応力
・つっこみどころ満載で読者を飽きさせない性格。これで昔は「正義の人」やったんか、と言いたくなります。
・飄々としていて意外とモテモテw
・どんな状況でも飄々と切り抜ける。でも何気に熱いところもある。ラノベの主人公にありがちな「巻き込まれ型」でありながら、ちゃんと現状に対応している点がすばらしい。
・良くも悪くも、西尾維新らしい主人公。基本ツッコミ時々ボケの会話が特に面白く感じる。
・ものすごく、身近。何故か、能力が低い。
・ いじられまくってるのに動じないところ

■羽川 翼

・好きという気持ちを隠しつつ応援する姿はせつなすぎるし、ニャンコになればお色気(不可抗力だとしても)たっぷりの大変身で、秀才だけでない乙女のココロが詰まってる!!
・阿良々木に対する恋心を秘めた強さが魅力だと思います。
・スカートは防御力低いよね、的な発言など、冷静だけど、場を狂わせていく感じが好き。
・トロンとした目がかわいい!
・真面目なようで、けっこうくだけている。作者の扱いがちょっと特別なのかと思うようなセクハラっぽいことをされてるところが気になりすぎて、好きです。
・優等生で性格もいい子なのに実は……なところ
・自分を律してるところが好き