特集番外編２　2010年5月号

編集Ｋ

道尾秀介さん取材後記

今回は、連載で忙しくされていた道尾さんのご自宅で、4時間近くになるロングインタビューで記事を構成した。
北関東のとある駅に颯爽とわれら取材陣を迎えてくれた道尾さん。建築関係の営業をされていたので、ご自宅に伺うのを楽しみにしていた。駅からほど近い新築の家にたどり着き、車2台はゆうゆうとめられれう駐車場を降りると、広〜いご自宅に案内していただいた。
道尾さんの仕事場は、見事にぴかぴかに掃除され、塵ひとつない清潔感。資料もゆかりの品も、本もすべてきっちり整理整頓。すばらしい！几帳面なのか、整理好きなのか、性格なのか、とにかく作家の仕事場というよりはモデルルームのような美しさ。
「いや、埃とか結構ありますから」
とおっしゃるけど、何も、ない。
かくいう私も綺麗好きなので、わかるが、これはそれなりに掃除をしないとキープできないはず、とうなる。
取材時間はロングだったにもかかわらず、終始おだやかで、丁寧に返事をしてくださる。
写真もどんなタイミングでとっても美男子。
今回は、道尾さんの抜けている部分とか、だめな部分とか探してやろうと意気込んでみたけれど、何も発見できず・・・。
ジェントルで、クールで、隙がまったく見えませんでした。
もう少し親しくなると、いろいろ見せてくれるんでしょうか・・・。

取材後、駅まで一緒に歩いて送ってくださった。
われらは東京に戻ったけれど、道尾さんは飲みに行かれたようです。
最後まで尻尾を出さない道尾氏。
一緒に飲みに誘ってもらえるくらいになりたいな〜と少し寂しかった夜でした。