特集番外編2 2009年11月号
公開日:2009/10/10
『小説 東のエデン』イベント顛末
関口 靖彦
今回の神山健治監督+『東のエデン』特集、入稿まっさかりの時期に小説版『東のエデン』単行本がリリースされました。アニメ本編、そして総集編+劇場版2本の制作、それらと並行して小説の執筆……という、どう考えても常人にはこなせないスケジュールの中、さらに刊行記念のイベントにまで監督に登場いただきました。本当にありがとうございます。
イベントは9月19日、新宿の紀伊國屋書店さんにて行われました。当日はアニメ最終話を見ながらのトーク、その後に小説のサイン会という2段がまえ。熱心なファンのかたがたが来てくださり、どちらも整理券は即日完売状態。私も司会というかたちで参加させていただきましたが、ステージの監督を見つめるファンのみなさんの、熱い視線のきらめきに胸を打たれました。こんなにも熱望される作品に関わることができた……編集に携わる者として、得がたい経験をさせていただきました。おかげさまで小説版は即重版。11月の劇場版公開で、監督は決してみなさんの期待を裏切らないはずです。
『東のエデン』はおもしろい!
編集S.K
『東のエデン』のテレビシリーズ、おもしろかったです。ものすごーく映画が気になる終わりかたですよね(笑)。滝沢と咲のその後も気になりますが、個人的にはみっちょんが好きだったので、彼女の活躍が気になります。カワイくて職人なんて、かっこいいですよね。どこにも媚びずにわが道を行くことが出来そうなので、ステキな大人になるんじゃないでしょうか。
あと気になったのが「ノブレスオブリージュ」という言葉。私の生活には、まったく登場する機会のない言葉だったので、アニメを観ていて新鮮でした。なのですが、先日政権交代した選挙の後にテレビを見ていたら、民主党の鳩山さんを紹介するときに「ノブレスオブリージュ」という言葉が。別のことをしながら見ていたのですが、聞こえたとたんテレビに食いついてしまいました。通常の生活でも使っている人がいるんだなぁと若干カルチャーショックでした。
鳩山さんはさておき、映画ではそれぞれがどんな「ノブレスオブリージュ」を考えているのか、にも注目しながら楽しみたいなと思います。