特集番外編2 2009年6月号
公開日:2009/5/10
ハガレンに寄せられた愛の集大成を、特集にしてみました。
編集P
とにもかくにも、伏線が多くて世界観の深いこと!
今回の特集にあたり、何度も『鋼の錬金術師』を読み返しましたが、そのたびに新たな発見があることに驚きました。
はっ、これはもしやあそこにつながる伏線では。まさか、こんなところからあそこにつながるお話が始まっていたなんて。
ハガレンの魅力は、そういった次々に紐解かれていく謎、明かされていく“真理”にあるというのはファンの皆さんの共通認識だと思いますが、荒川先生にどのように伏線を張っていくのかをうかがってみると、意外なお答えが返ってきました。う〜ん、なるほど。
今後の展開につながるようなちょっとしたヒントや、これまで描かれてきた作品の裏にこめられた想いを、4ページにわたるインタビューでお答えいただいています。
お忙しいなか、お仕事場まで押しかけてしまった我々取材班を快く迎えてくださいました荒川先生、ほんとうにありがとうございました。
読者の方々にもたっぷりご満足いただける内容になったのではないかと思います。
それにしてもハガレンファンの想いの熱いこと!
お一人お一人の読み解きポイントはすべて異なり、なんとも深みのある解釈がたくさんうかがえました。
取材にうかがった、中野京子先生、竹内整一先生、澤井繁男先生という大学で教鞭をふるっていらっしゃる識者の方々の、それぞれのご専門独特の観点と切り口で語られる『ハガレン』は、思いもよらぬ方向からの深みを教えてくださいました。
読者のみなさまも興味を惹かれること請け合いです!
個人的に楽しかったのは、エド百面相のミニアイコン。
22巻すべてをさらって「意外に凶悪!」なエドの顔やらかわいそうな顔やらをかきあつめて散らしてみました。
どこのシーンか、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。
でも残念なことに、掲載できたのはほ〜んの一部。まだ倍以上あったんですけどね。
ほかにもエドのアンテナコレクションやら瀕死コレクションやら集めたのですが、なかなか今回のページ数では掲載しきれませんでした。
でもこういう、ギャグのおりまざったカットもハガレン魅力のひとつ!
自分だけの切り口でコレクションをつくってみると楽しいかもしれません。
それにしても、ほんとうに、関係者やファンやすべてのみなさまの愛と熱意を感じた特集でした。
ご協力いただきましたみなさま、ほんとうにありがとうございました!