特集番外編1 2009年10月号

特集番外編1

2009/9/12

WONDERLANDの出来るまで

 

関口 靖彦

 

撮り下ろしグラビア「Matsuken in Wonderland」はいかがでしたか? 松ケンがアリスの世界に飛び込んで……というコンセプトは、ヤン・シュヴァンクマイエルという映画監督の作品にヒントを得て決まりました。松山さんがシュヴァンクマイエル監督作品が好き、という情報から、では監督の代表作のひとつ『アリス』にあやかろうと決まったわけです。シュヴァンクマイエル監督は、チェコのパペット・アニメーション(人形をコマ撮りで動かすアニメ)の巨匠。チェコは古くから、風刺的な人形劇が盛んな土地で、その伝統にモダン・アートを持ち込んで映画を作ってきた人です。そこで劇の舞台を思わせるカーテンを配して、ウサギとのお茶会をセッティングしました。シュヴァンクマイエル監督の映画『アリス』に出てくるウサギも剥製……ということで、かわいいようなグロテスクなような、毒と刺激をそなえた不思議な映画になっていますので、ぜひDVDなどで観てみてください。松山さんの奥深い魅力の一端に、触れられるかもしれません。