4年間で1万5000枚! ふともも写真家が語る“太もも”の美学とは【画像あり】

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/21

――筋肉? どういった点に良さを感じるのでしょうか?

ゆりあ「普段なかなか見る機会がない部分なので、非日常感があります。座っていたり、少し足を持ち上げたりしないと見えないですから」


ふともも,太もも
跳び箱にまたがることで、根本の筋肉が浮き出ている
ゆりあ「あと、そういった観点からの一番のお気に入りは、この写真ですね。レンズを太ももで挟むことで、柔らかさと曲線、そして筋肉のすべての要素を兼ね備えています。柔らかく、かつ、筋肉の多い太ももは、人間の体の中でも、色々な表情を楽しめる部位だと思います。ポーズ以外にも、服やソックスによっても見え方が全然変わってきますしね」

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ふともも,太もも
柔らかく、曲線が美しく、筋肉がしなやか
――太もも写真を撮りはじめて、街を歩いていて、この太もも撮りたい、と思うようなことって増えましたか?

ゆりあ「増えましたね。写真映えしそうな太ももを見かけると、あの太ももは撮ってみたい、と思います。一番重要なのは、撮ったときに写真に現れる肌の質感。光を当てたときに、肌の乾燥具合とかで、ツヤの出方が変わってきてしまいます」

――撮った後に修正はしないのでしょうか?

ゆりあ「ほくろや傷などがある場合は消しています。あくまでも太ももが主役の写真を撮るには、ほくろなどの個人をイメージするものはないほうがいいので。でも、肌の質感はそのまま。今のところ、モデルをお願いしているのは知り合いのみで、10代から20代まで様々。この先、太もも写真のバリエーションを増やしていく上で、『楽器×ふとももシリーズ』、『濡れたふとももシリーズ』、『都道府県のふとももシリーズ』なんかを考えているのですが、特に都道府県シリーズは実現が難しいですよね……各地に行って現地でいきなり『太もも撮らせて下さい』なんて怪しすぎて頼めないですし(苦笑)。それに、良い太ももモデルもそう簡単に見つかるものでもなくて、質感や魅力、光の乗り具合が理想通りになるかどうかは、案外撮ってみないと分からない部分も多いんですよ」

太ももであれば何でもいい、というわけではない。ゆりあ氏が極上の太ももに出会えることを祈るばかりである。

取材・文=朝井麻由美

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「ふともも写真館」
ゆりあさんのtwitter