正直不利益な本なのです 『ジョジョの奇妙な冒険』荒木飛呂彦が自らの漫画術を明かす!

マンガ

公開日:2015/3/17

  • 荒木飛呂彦の漫画術

    (C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

 全く人気が衰えることなく長期連載が続く『ジョジョの奇妙な冒険』。「漫画は最強の『総合芸術』」と言い切る作者の荒木飛呂彦氏が、これまで明かすことの無かった漫画の描き方、その秘密を、作品を題材にしながら披瀝する『荒木飛呂彦の漫画術』(集英社)が2015年4月17日(金)に発売されることが決定した。

 絵を描く際に必要な「美の黄金比」やキャラクター造型に必須の「身上調査書」、ヘミングウェイに学んだストーリー作りなど、具体的な方法論からその漫画術を明らかに!

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 この帯のために描き下ろされた、荒木飛呂彦(自画像)と岸辺露伴のツーショットにも注目だ。

 現役の漫画家である著者が自ら手の内を明かす、最初で最後の本である。

「企業秘密を公にするのですから、
 僕にとっては、正直、不利益な本なのです」
(本文より)

<目次>
はじめに
第一章 導入の描き方
第二章 押さえておきたい漫画の「基本四大構造」
第三章 キャラクターの作り方
第四章 ストーリーの作り方
第五章 絵がすべてを表現する
第六章 漫画の「世界観」とは何か
第七章 全ての要素は「テーマ」につながる
実践編その1 漫画が出来るまで
実践編その2 短編の描き方
おわりに

荒木飛呂彦の漫画術

■『荒木飛呂彦の漫画術
著者:荒木飛呂彦
発売日:2015年4月17日(金)
定価:本体780円+税
出版:集英社
⇒『荒木飛呂彦の漫画術』特設ページ

(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)
1960年、宮城県仙台市生まれ。東北学院榴ヶ岡高等学校卒業後、仙台デザイン専門学校卒業。80年に『武装ポーカー』で「少年ジャンプ」デビュー。代表作は『ジョジョの奇妙な冒険』。他に『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』など著書多数。近年は海外有名ブランドとのコラボレーション企画など、さらに幅を広げて精力的な活動を展開している。