簡単なのに万能! 常備ダレ「八方美人だし」を使うといつもの料理がグッと本格的に!

食・料理

2015/4/14

 「毎日の食生活を少しでも楽に、でも豊かにしたい」。そう考える人は多い。特に1人暮らしを始めたばかりの料理初心者や、共働きで忙しい夫婦、料理が苦手という人にとって、日々料理をすることはなかなかつらいもの。レストランで食べた料理やデパ地下のお惣菜などを食べて、「こんなの家庭では作れない」と思ってはいないだろうか。

 しかし、食材と調味料を上手に組み合わせれば、誰にでも深みのある美味しい料理を作ることができる。それには、だしがとても大きな役割を果たす。『お料理上手になれる八方美人だし』(馬場香織/KADOKAWA)では、毎日の料理を何でも簡単に美味しくできる、 “八方美人だし”の作り方、使い方が紹介されている。「八方美人だし」というネーミングの通り、いろいろな種類の料理に使えて、しっかりと味がまとまる万能調味料だった。

 本書のレシピは春夏秋冬と分かれているので、今回は「春」の中から3品と、オリジナルを1品作ってみた。

まずは最初に、「八方美人だし」を作る(P.11)

 醤油、みりん、かつおぶし、しいたけ、昆布を鍋に入れ、10分ほど煮込む。水を一切使わないのが、長持ちする「八方美人だし」の秘訣。

 ざるでこして冷まし、容器に移せば完成。これでいつでも簡単に味が決まるというのはとても有難い。調理をするための下準備、というのもなんだか楽しいものだ。

八方美人だしを使って「菜の花のおひたし」(P.18~19)

 この時期ならではの春らしい食材、菜の花。さっと茹でて、八方美人だしと辛子でおひたしにすると、春を感じられる美味しい小鉢料理に。菜の花の爽やかな味にだしのうまみが染みていて、辛子がいいアクセントになっている。

和風だけじゃない! 「玉ねぎのマリネ」(P.24)

 薄く切った玉ねぎを、八方美人だしと和えるだけ。今回は紫玉ねぎと、旬ということで新玉ねぎを使用した。また、レシピにあったレモン汁と塩を、『保存びんに、季節とおいしさ詰め込んで。』(主婦の友社)を紹介した際に作った「レモンの塩漬け」で代用してみた。みずみずしい爽やかさの中にだしの奥深さが感じられる、春らしいマリネが完成した。

中華にも使える! 「エビチリ」(P.26~27)

 八方美人だしを使えば、料理初心者でも簡単に本格エビチリが作れる。毎回調味料を混ぜるという手間が省けるのは、本当にありがたい。レシピでは海老の他にネギを使用しているが、玉ねぎのみじん切りで作っても美味しい。

鶏もも肉と玉ねぎの、マーマレード煮(オリジナル)

 鶏もも肉と玉ねぎを、八方美人だしとマーマレードで煮込むだけ。マーマレードは、上の「レモンの塩漬け」と同じ紹介記事で作った「はっさくのマーマレード」を使用。煮物は弱火でコトコト……と思っている人も多いが、実は強火で煮立てた方が照りも出るし美味しくできる。ごはんのおかずにもぴったりの味。

 このように、和洋中と大活躍する八方美人だし。保存もきくので、まとめて作って冷蔵庫で保管しておくのが良さそう。食事系だけでなく、他にも砂糖を加えればみたらしに変化するなど、広がりは無限大! 使いこなせば、簡単に料理上手になれそうだ。

文=月乃雫