「告白されて付き合うのってヘンじゃない?」 外国人から見た“日本人女性の不思議”
更新日:2015/4/23
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写真左がシャーラさん、右がオーサさん
最近、「Youは何しに日本へ?」(テレビ東京)、「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」(日本テレビ)、「とっておき日本」(TBS)など“外国人が見た日本”をテーマとしたテレビ番組が増加、ネットでも外国人による日本紹介動画などが人気になっています。
ただ、日本アゲばっかりもつまらないので、ダ・ヴィンチニュースでは、カナダ人の人気Youtuber・シャーラさんと、ブログ「北欧女子が見つけた日本の不思議」が人気を呼び、そこにアップしたマンガが単行本化もされたスウェーデン人マンガ家のオーサさんのお二人に、あえて“日本人女性のここが不思議”をテーマに語ってもらいました。
日本の女の子は不思議だらけ。戸惑うことも多いです
――まずはじめに、お二人がYoutubeへの動画投稿やブログへのマンガ投稿をはじめた理由はなんだったのか、自己紹介がてら教えください。
シャーラ:最初は日本語が練習したくてはじめました。話すのが苦手だったので5分くらい無理やり頑張って話せばうまくなるんじゃないかと思って(笑)。あと、カナダに住んでいたときからミカエラさんやミメイさんなど日本を紹介する動画をよく見ていたので、私もやってみようかなと思いました。
――今では動画の再生数がすごいですよね。最初から人気があったんですか?
シャーラ:いえいえ最初は10人くらいでした。でも当時は「10人も見てくれてる!」って喜んでましたね(笑)
――「なんで日本のパンこんなに美味しいの?!」など100万回以上再生されている動画がいくつかありますが、人気になったきっかけは?
シャーラ:あの動画は上げてから1年後くらいにYahoo!ニュースとかで紹介されて一気に人気が出ました。日本の方はこの動画で私のことを知ったという方が多いですね。海外の方には「CAT CAFES in Japan! 猫カフェに行ってみました♥」が人気です。
◆シャーラさんYoutube 人気動画TOP3
1.「Pizza in JAPAN 日本のピザは海外に比べてどうでしょう?」
2.「Japanese “Egg Ice Cream” (Original Video) ゴムアイス…?? 」
3.「なんで日本のパンこんなに美味しいの?! 」
―― 一方、オーサさんはどうしてブログへのマンガ投稿をはじめたんでしょう?
オーサ:以前、通っていた専門学校の課題として自分の描いた4コママンガをブログに上げたことがあったんですが、完成度は低かったんです。その後、先生から「外国人しか描けない話のマンガにしたら?」というアドバイスがあり、もっとしっかりしたテーマのマンガ(いまの作品)を描き、テストとしてアップすることにしたんです。また日本語でブログするなら日本人に人気のあるアメブロかなと思い、そこで新しくブログを立ち上げることにしました。
――人気になったきっかけは?
オーサ:実は私もよく分かりません(笑)。ある日いきなり人気になったんです。人気になる前、1日の平均訪問数は約2,000人くらいだったんですが、今では多いときで7万人くらいになるまで増えました。アメブロの総合ランキングに入るようになったので、そこで見つけて来てくれた方も多いと思います。
◆オーサさんブログ 人気記事TOP3
1.「日本人の優しさをビックリした時等」
2.「日本のカラコンはスウェーデン人と合わないみたいです。」
3.「日本語を話すと性格が変わる! 」
――では早速、本日のお題「日本人女性のここが不思議」について。まずは彼女たちの行動や性格で不思議に感じたことはありますか?
シャーラ:一番気になるのは、自分の意見をあまり言わないこと。いつも静かだし丁寧なのが不思議。カナダ人はおしゃべりや、うるさいくらい賑やかなのが好きだからとても違いを感じます。もっと話せと(笑)。あと、自分の見た目をすごく気にして、電車とかで化粧したり、鏡を見たりすることかな。私は1日メイクを直さないから家帰ってからグチャグチャです(笑)
――電車の中でメイクするのってそんなに不思議ですか?
シャーラ:そもそもカナダ人はそんなにメイクしないですからね。だからわざわざ電車の中でするなんてことはしないです。
オーサ:日本人のメイクっていろいろ種類ありますよね。見たこともないものもたくさんあって最初びっくりしました。例えば「つけまつげ」はスウェーデンではほとんど使われてないと思います。私も頑張ってつけてみたんですが、気持ち悪くてはずしてしまいましたし、あとアイプチとか見てて痛そうです(笑)
シャーラ:なんであんなに目を大きく見せたがるのかしら?
オーサ:分かりませんね。でもカラコンは好きになりました! 実は今日もしています。カラコンも日本に来るまでは見たことありませんでしたが、今ではすっかりハマってます(笑)
――「美人=目が大きい」って考えが日本人女性の中にはあるのかもしれませんね。少女マンガの登場人物なんて顔の半分くらい目ですし(笑)
オーサ:いくら何でもあそこまで大きくするのは無理です(笑)
シャーラ:逆にカナダでは、アジア人ぽく細くて切れ長にするのが流行ってる。
オーサ:あー猫目メイクですね。確かに流行ってますね~
シャーラ:日本人女性は、自分をかわいらしく見せようとしすぎかなあと。無理に笑っているように感じられるときもありますし。
――いわゆる“かわいこぶりっ子”というやつですね。
オーサ:笑い方といえば、手で口を隠すというのも最初は不思議でしたが、私も最近するようになってしまいました(笑)
シャーラ:私も! 動画でやってたら「何で口を隠してるの、それうざいんだけど」って外国人の視聴者から文句を言われました(笑)
――そういう感覚って国ごとに違うのかもですね。オーサさんのマンガの中でも、女性の下着が見えることについての考え方の違いが描かれていましたよね?
オーサ:そうですね。これはダメでこれはOKという線引きがよく分からず「なぜ?」となってしまいました。
シャーラ:確かに日本の女性のパンツってよく見えるよね~(笑)
オーサ:見えます(笑)
――むしろそっちを気をつけろと(笑)
シャーラ:カナダではブラが見えていることをそれほど気にしませんが、パンツが見えるのは絶対ダメですから。
オーサ:スウェーデンでも同じです。
シャーラ:温泉とかも不思議だなと。知らない人同士で裸を見せ合うわけじゃないですか。恥ずかしいし私はちょっと苦手です。
オーサ:私も最初は恥ずかしかったんですが、今では慣れて好きになりましたよ。
シャーラ:カナダにも温泉はあるんですが、水着で入るものなので、日本ももっと水着OKの温泉が増えて欲しい。他人の前で裸になるのはプールの更衣室だけで十分(笑)
――日本人女性は他人の目を気にするけど他人に裸を見られることは気にしないのが不思議ということですね。まあ逆のことがシャーラさんにも言えると思います(笑)
オーサ:不思議なことはファッションにもあります。
シャーラ:なになに~? 私は日本人女性のファッション大好きだけど。
オーサ:ファッションに限らずですが日本人女性はとてもフェミニン(女性らしい)だと思います。でも日本でOKなファッションを買ってもスウェーデンでは着られないことが多いんです。例えばニーソとかですね。「どういうファッションしてんだ」と笑われました。知らない人にも「あ、靴下の人だ!」とか指差されたり(笑)
シャーラ:あ、それなら分かる。私もカナダでバスに乗っているときに言われた(笑)
オーサ:かわいすぎるんですよね。キャラクターの形をしたイヤーマフとかもそう。でもだからこそ“ゴスロリ”みたいな独特なファッションも生まれたと思うんですが。
シャーラ:そうそう。原宿にいるような女の子たちのファッションはとても自由だし日本のファッションはすごいと思う。