pixivで大人気! ヲタク同士の恋愛を描く『ヲタクに恋は難しい』がついに書籍化!!

マンガ・アニメ

2015/4/30

 ニコニコ動画などの影響でアニヲタやゲーヲタが一般化しつつあるとはいえ、まだまだ一般社会の中では肩身が狭いヲタクたち。それは恋愛関係においても同じで、「恋人にしたくない人ランキング」の上位には常に“ヲタク”がランクインしている。

 でも、ヲタクだって人を好きになったり、恋愛したりするのだ。そしてヲタク同士で付き合った矢先には、それはもう熱く濃い関係が……なんてことになるのかどうかを描いた漫画『ヲタクに恋は難しい』(ふじた)が、一迅社より書籍化されることとなった。

 連載されているpixiv内のオリジナルコミックブックマーク数が歴代1位となり、大人気の本作品。「次にくるマンガ大賞」の「本にして欲しいWebマンガ部門」第1位にもランクインしており、期待は高まるばかり。書籍版には描き下ろしも追加され、ファン必見の内容となっている。

 この『ヲタクに恋は難しい』の主人公は、腐女子OL「成海(なるみ)」とルックスは良く有能だが重度のゲーヲタである「宏嵩(ひろたか)」。本作は、この2人とその友人たちの恋愛模様やヲタク模様が、ヲタクらしさ全開で描かれているラブコメディだ。不器用な恋愛に悩む様子に、恋するヲタクなら共感できる点が多く見られるのではないだろうか。コミケ(準備含む)とデートに揺れたり、相手の好みの2次元キャラと自分を比べたり、彼氏彼女ができてもやっぱりゲームが楽しかったり、ヲタクである自分のことをどう思っているのか不安になったり。

 ヲタク的趣味というのは、ヲタクにとって生きる原動力であり、これを否定されるというのは自分自身を否定されることに等しい。好きな人がジャンル違いだろうと一般人だろうと、そう簡単にやめられるものではない。それと同時に、なかなか人に言いづらい繊細な面でもある。滲み出るヲタク臭は「私はヲタクです!」と言いたいのではなく、相手と打ち解けようと頑張った結果出てしまう、つまりは自然体なのだ(少なくとも私はそうだ)。

 本書の主人公たちを見ていると、ヲタク同士ってやっぱりいいな、と感じずにはいられない。ヲタクを許容してくれるというだけでなく、趣味があり、好きなものをとことん楽しめるということや、笑いのツボや居心地のよさ、テンションなど、どれをとっても「同士最高!」と声を大にして言いたくなる。

 そんな本作品の原作家であるふじた先生と一迅社の宣伝チームが作成したTVCMに続き、先日新たにPVも公開された。2人らしい、ヲタクでマイペースで微笑ましい様子が伝わってくる楽しいPVとなっている。

 末期ヲタク同士の恋愛を明るく楽しく描いたこの作品は、「私に恋愛なんて無理」、「彼氏とかめんどくさい」、「ヲタク卒業って何それ」という人にこそ読んでほしい。今恋人がいるヲタクも、恋をしているヲタクも、そして恋がしたいヲタクも、この作品に触れて自分らしい恋愛を楽しもうじゃないか!

文=月乃雫