三島由紀夫賞候補・又吉直樹×芥川賞作家・長嶋有 俳句対談実現

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/20

又吉直樹

「笑いとは何か、人間とは何かを」を書いた『火花』(文藝春秋)で、新鋭作家の純文学作品に与えられる三島由紀夫賞の候補に選ばれた、お笑い芸人・又吉直樹。彼は学生時代から句集や歌集に親しみ、後に自らも自由律俳句を作るようになったというほどの俳句好きである。そんな又吉と、「小説よりも先に俳句を始めた」と述べる芥川賞作家・長嶋有という、俳句に魅了された2人の対談が実現した。

2015年4月25日(土)発売、『俳句』(KADOKAWA)5月号に掲載される2人の対談では、「俳句の季語は、大喜利のお題に似ている」(又吉)、「俳句と小説の違いはハサミとカッターの違い」(長嶋)など、それぞれの視点で俳句の魅力や本質に迫っている。また、又吉が書き上げた『火花』についても率直な意見を交わし合っており、小説好き・俳句好き・お笑い好きにとっては、非常に注目度の高い読み応えのある内容だ。

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相方と共に、芸人史上初となる『anan』(マガジンハウス)の表紙を飾った又吉直樹。確実に、今最も波に乗っているお笑い芸人である。三島由紀夫賞は2015年5月14日(木)に発表となる。

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『俳句 5月号』
発売日:2015年4月25日(土)
特別価格:1,020円
出版社:KADOKAWA
特別対談「お笑いと小説、時々俳句」
本業のお笑いと小説、そして俳句への思いを語る!
又吉直樹×長嶋有 司会:堀本裕樹(俳人)

文=リーズ