似合う色選びだけじゃダメだった! 垢抜けコーデは「似合う色」×「シルエット」で探し出せ!

暮らし

2015/5/9

 ファッションが気になる季節になってきました。「今日、服どうしよう?」と迷ったとき、何気なくインスタグラムを参考にすることはありませんか? 「#今日の服」「#今日のコーデ」やキーアイテムをハッシュタグ検索すれば一般の人の実例がリアルタイムでヒットし、それは一見、雑誌よりも取り入れやすいアイディアに満ちているようにも見えます。

 でも、おしゃれなコーディネートをただまねしても「なんだか垢抜けない」「着太りして見えた」なんて残念な経験はないでしょうか。自分にぴったり似合うファッションの選び方には、実はその人だけのルールがあります。「骨格診断®」の生みの親でもあり、パーソナルカラーアナリストでもある二神氏による『骨格診断®とパーソナルカラー診断で見つける 似合う服の法則』(二神弓子:監修、森本のり子:著/日本文芸社)から、その法則を探ってみましょう。

ダサさの原因は、「色」選びと「シルエット」にあった!

 おしゃれに敏感な女性にとっては、「パーソナルカラーに合わせてた服を着ると垢抜ける」というのはすでに常識でしょう。確かに似合う色はとても大切。似合わない色の服は顔色を悪く見せ、老けた印象を与えて損をします。しかし本書によれば、気をつけるべきは「色」のみならず、「シルエット」も非常に重要であるとのこと。せっかく似合う色の服を着ていても、服のシルエットが自分の骨格にマッチしないと、スタイルが悪く見えたり、野暮ったい印象になるので効果は半減。たとえば、存在感のあるメリハリボディの人が、ふんわりフォルムのワンピースを着ると着太りをして見えたり、無理にモテ系の服を着ているかのように見えてしまうこともあるようです。

 本書では、自分の魅力を最も際立たせる服を、「パーソナルカラー診断」と「骨格診断®」という2つの理論から導きます。ちなみにパーソナルカラー診断では肌や髪、瞳の色など〈身体の表面色に調和する色〉を、骨格診断®では〈身体の質感とラインに調和するシルエット〉をチェックします。

 実際に〈自分に調和する色×調和するラインの服〉を選ぶと、見た人に好印象を与えることができます。人の脳は「違和感」を嫌う性質をもっています。だからこそ、色もフォルムもしっくりと違和感のないファッションの人を見ると、安定感や安心感を感じて好感度も高くなるといわれているのです。これって、仕事においても恋愛においても、あなどれないポイントですよね。

美肌・小顔に見えるパーソナルカラーの選び方とは!?

 では、気になるパーソナルカラーのセルフ診断を見てみましょう。パーソナルカラーは、鮮やかなイエローベースの「スプリング」、くすみのあるブルーベースの「サマー」、くすみのあるイエローベースの「オータム」、鮮やかなブルーベースの「ウインター」の4タイプ。診断は自然光の入る明るい部屋で、すっぴんで行います。鏡の前で、本書に綴じ込まれている4枚のカラーシートを順番に顔の近くに寄せて、顔映りのよい色を見比べます。顔映りのよい色では肌が若々しく健康的に見え、顔に立体感が出て小顔に見え、シワやくすみ、クマも目立たないと、いいことづくめ。

 ちなみに筆者の場合は「サマー」の時に最も肌の調子が良く見えました。本書には、できれば誰かほかの人にも見てもらうとより客観的な判断ができるとありましたが、そこはちょっとスルーして先に進みます。

「サマー」タイプは、梅雨に咲く紫陽花の花の色など、初夏のイメージの色で構成されているとのこと。似合うのは、青色を含んだ涼しげな色にライトグレーが少し混ざったような、ソフトな色のグループ。

骨格は、身体の厚みやフレームの大小などでチェック

 次に、生まれもった身体の質感とラインの特徴から骨格を診断。本書では、身体全体に厚みのある「ストレート」、華奢な体型の「ウェーブ」、身体のフレームがしっかりとした「ナチュラル」の3タイプに分類されます。診断項目は各20項目。自分はなんとなくこのタイプかな? と感じたタイプからチェックします。最終的にチェック項目が最も多いものが、自分の骨格タイプなのだそうです。

 この判断には、迷いました。「ストレート」と「ウェーブ」がほぼ同数あてはまったのですが、それぞれのタイプが得意なファッション例を見ると、どうやら筆者は「ストレート」タイプのようにも思われます。本書には判断に迷う理由として、自分の体型を客観的にとらえる力が弱い人が多いことが指摘されていました。甘くも辛くも、認識不足。そんな人は、タイプ別のおすすめラインの服を実際に試着して、最も似合うタイプを見つける とよいとのことです。

 骨格が「ストレート」タイプの人は、身体全体に厚みがあるので、細身な人でも華奢な印象にはならず、健康美を感じさせるそう。似合う素材の質感は、着やせ効果のあるハリのある素材。小物も高級感のあるアイテムを選ぶとよいのだとか。また、胸元にハリがあるので、「少し大胆かな?」と思うくらいの深いVネックでもいやらしい印象にはならないのだそうです。

「自分色」と「自分シルエット」を掛け合わせた結果はいかに!?

 最後に「サマー(パーソナルカラー)」と「ストレート(骨格)」の診断結果を、色とシルエットの「かけ合わせ例」ページで確認してみました。すると今クローゼットにある服の約半分は、似合うかけ合わせ例にどうにかあてはまることがわかって、ほっとひと安心。残りの半分は「どうしても試したくて買ったものの、着てみたら似合わなかった」と、デッドストック化していたのですが、それらは実は色やシルエットの面で自分に似合うタイプの服ではないことが判明。ここにきてようやく、自分の服選びのまずい点にハッとしました。服を選ぶ際には直感で選んでしまい、似合う色とシルエットの理論にもとづく“自分軸”というものがなかったのです。身体の質感やラインなどの現実をあまり直視していなかったとも言えます。なるほど、なるほど、だからなのねと、目からウロコがごそっと落ちた気がしました。

 読後に感じたのは、なにはともあれ、まずは色とフォルムに関するありのままの自分の実態を把握することの必要性。さらに、似合う色とシルエットには、短所を隠して長所を強調し、サポートしてくれるというメリットがあるということ。見る人に違和感を与えない、しっくりと似合う服をまとうことは、自分自身をきちんと理解していることを示し、余裕のある大人であることのアピールにもつながるのでしょう。

 本書にはほかにも「オシャレな人は“とりあえず黒”とは考えない」「骨格タイプによって、ネックレスの“長さ”を選ぶ」など、読み込むほどに役立つ知識が得られそうなコラムも盛り込まれており、おしゃれ力を内から外から鍛えて磨いてくれそうです。

文=タニハタマユミ