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第4回「同性愛」/森田哲矢(さらば青春の光)連載

森田哲矢(さらば青春の光)「煙だけでいい…… あとはオレが火を起こす!」

今回もこの文章を読者の方々に読んでいただいているということは、僕を担当してくれているダ・ヴィンチ編集のK氏との熾烈なせめぎ合いを経て掲載にこぎつけている証拠ですね。どの芸能人の話かをなるべく読者の人に分かるように伝えたい僕と、「この言い方だとどの芸能人か容易に特定されすぎてあなた関係者に殺されますよ」と文章の修正をしてくるK氏。なるべく忠実に、事細かにゴシップの内容を伝えたい僕と、「どれもこれも事実すぎて思わず目を覆いたくなる描写ですね。本当に殺されますよ」と助言をしてくれるK氏。毎回こういったやりとりを何度も何度も繰り返し、皆様に読んでいただけるコラムになるのです。作者の熱と編集者の熱がぶつかり合う。時にはお互い声を荒げて衝突し合う。しかしそれは決して悪いことではなく、お互いがゴシップを愛しているがゆえ、ゴシップに人生を賭けているがゆえに起こる衝突なのです。だからお互いが納得するまでとことん話し合う。けして妥協はせず、何時になろうが徹底的にお互いの意見をぶつけ合う。そうすることにより良いコラムが出来上がるのです。分かりやすく言えば全盛期の桜井和寿と小林武史のような関係に近いですね。

 

さて、そんな文藝界最強タッグが今回お届けするテーマは、ゴシップ界の禁断の果実『同性愛』です。これもあらゆる業界に存在するゴシップではあるものの、これを語るには絵面を想像すると少し勇気がいる。語ったところで誰も得しない。底辺の呑み会でもだいぶ深い時間にならないと語られないゴシップの一つです。しかし、このパンドラの匣とも言うべきゴシップを開けることが、ゴシップ界の夜明けに一歩近づくのではないかと熱弁するK氏のその圧倒的熱量に負け、今回ペンを執ろうと決意しました。

 

同性愛ゴシップを一番よく耳にするのはダントツで音楽業界ではないでしょうか。世界的に見てもあの伝説のバンドQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーや、エルトン・ジョン、デヴィッド・ボウイなど、その素晴らしいパフォーマンスとともに恋愛ゴシップの話題を提供したスターはたくさんいます。日本でもあの大物ポップス職人や、超大物演歌歌手に始まり、『超有名バンドのボーカルと大きくてのっぽのシンガーソングライターが付き合っている』だの、『大人気ヒップホップグループのメンバーの一人は、当時付き合っていた大人気女性ボーカリストの性の乱れっぷりが発覚し女性不信に陥り今ではすっかり新宿2丁目に入り浸っている』だの、『国民的アイドルグループのメンバーの一人は同じグループのメンバーを好きになってしまった』だの数えあげたらキリがないです。

次に多いのがスポーツ界。『あの国民的プロ野球選手だったあの人は、監督時代に当時ドラフト1位で入ってきた投手を中2日でハメていた』だの、『メジャーリーグで活躍してる先輩の日本人選手を追いかけ、その選手に抱かれたいという理由で自らもメジャー行きを決意した選手』などなど。

あとたまに聞くのが演劇界。『鬼才で知られる超大物舞台演出家の公演期間中は、毎日男性の役者陣でじゃんけんをし、負けた者がその日の夜、その演出家の部屋へ行かなければならない』や、『超大物トレンディー俳優は今の奥さんと結婚した翌週に、同時進行で付き合っていた男性とハワイで極秘に挙式を挙げた』。あとは演劇界屈指の超大物喜劇脚本家などもそっち系だと有名ですね。

 

彼らと僕らの決定的な違いは言わずもがなアナルです。ネコ、タチ、バイ、ガチなどタイプは違えど、極論アナルに興味を示すかどうかなのだと思います。そしてその場合、我々が圧倒的絶望感を感じざるを得ない事実は、今挙げた人達に共通して言えるのが、全員が超大物、超一流だということ。超一流の発想だからこそアナルに辿り着いたのだという事実。

「は? 何言ってんのお前? 何を恥ずかしげもなくアナルアナルって連呼してんの?」

とヤジを飛ばしてくる人の言葉は嫉妬にしか聞こえません。「アナルってたまにアヌスって言われる時あるよね!」これに至ってはヤジでもなんでもないです。結局何が言いたいかというと、これは物を創る立場の人間、表に出る側の人間からすればけして目を背けることは出来ない、僕たち凡人と超一流と言われる彼らの決定的な差だということです。
何故彼らはアナルを追い求め、何故アナルで待ち受けるのか? アナルを抜けた先には一体どんな景色が広がっているのか? それは僕たち凡人には想像もつかないようなエキセントリックな景色なのでしょう。超一流への片道切符、それがアナル。一度乗ってしまえば二度と引き返すことはできない、それがアナル。もう断言してしまうと、どんな選手やアーティストでも、アナルを知らないうちはまだまだ超一流とは言えないし、逆に言うと超一流と言われている人達は、噂になっていないだけで、絶対にみんなアナルを知っているということです。

正直僕はまだまだ超一流になる度胸はありません。しかしながら何年後、はたまた何十年後に僕が超一流の芸人だと言われていたらその時は、「ははーん、そういうことね」と思っていただいて結構です。皆さんもこれからの人生で壁にぶち当たることもあると思います。その時はその壁を飛び越えようとするのではなく、その壁に少し小さな穴を空けてみてはいかがでしょうか? そしてそこに何かしらを突っ込むことが超一流への近道なのかもしれませんね。



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