キラキラ女子会 or 童貞女子会、あなたが参加しているのはどっち?

コミックエッセイ

2015/5/25

 近年、いわゆるオタク男女向けの街コンや婚活イベントが増えているそうだ。私の周りの自称オタクさんたちもこぞって参加している。

 しかし、こういった催しに参加して和気あいあいとしている男女を見るにつけ、言いようのない違和感を覚えてしまうのは私だけだろうか。

 オタクだって恋したい。その気持ちは痛いほどわかる。これは決して彼らへの嫉妬からではなく、要は自分をオタクと称するのであれば、恋を語るより趣味を語れと。それがオタクの矜持じゃないのか!と言いたいだけなのだ。つまり断じてやきもちなんかではない。

 このように恋するオタクに複雑な気持ちだったので『童貞女子会へようこそ!』(ひぐちさとこ/KADOKAWA)というマンガを読んで心が洗われるような気分になった。

 同作に登場するのは、BL、コスプレ、フィギュア、ジャニーズなど、オタクライフをエンジョイしまくる「童貞女子」(=童心を忘れない貞淑な女子)と呼ばれる女の子たち。しょっちゅう集まってはおのれの趣味についてとことん語り合う女子会の模様が面白おかしく描かれている。

 お金も時間も、持つもの全てを好きなものに捧げているため恋の話や女子力アップの話など当然のごとくスルーする“童貞女子会”は、いわゆる一般的なキラキラした女子会とは全く異なるのだ(下図参照。著者のひぐちさんにイラストで解説いただきました)。

 

「キラキラ女子会」の特徴

 ●おしゃれなお店で開催
 ●とびっきりのおしゃれ服で挑む♡
 ●おしゃべりのお供は甘いお酒とスイーツ
 ●よく恋バナをする♡(現在進行形でも過去の遍歴でも)
 ●美容やダイエットについて情報交換!
 ●解散後はFacebookを更新♡

 

「童貞女子会」の特徴

 ●メンバーの家で開催(気楽だから)
 ●毎回、なんとなくテーマがある
 ●汚れてもいい服で臨む
 ●おしゃべりのお供は駄菓子とジュース!
 ●よくオタ話をする(現在進行形でも過去の遍歴でも)
 ●無駄にクリエイティブ
 ●童心をくすぐられるものに弱い
 ●女子会というよりは小学生の放課後っぽい集まり
 ●本人たちはキラキラ女子会となんら変わりないと思っている
 ●そんな童貞女子会を心の底から楽しんでいる
 ●解散後は各々の趣味に没頭!

 

 どちらの女子会も、男性がいると話しにくいことでも話せたりストレス発散になる、という点がメリットだとは思うが、童貞女子会の突き抜けっぷりに言いようのない清々しさを感じた。これだと。この周りを全く気にしない無邪気さこそがオタクの本懐なのだと。

 誰だって恋をしたい。ただ、街コンとか婚活イベントとか慣れない活動をして疲れてしまったオタク女子も多いのではないだろうか? そんなとき、ぜひこのマンガを読んで心癒されてほしい。あなたたちにはこんな素敵な心のオアシスがあるのだから。

 

↓『童貞女子会にようこそ!』を第1話から読む↓