古川日出男と江國香織、佐々木敦が源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』を語り尽くす

文芸・カルチャー

2015/5/25

 “死して百有余年、怨霊として甦り「本もの」の宇治十帖を語り始めた紫式部。一方、海賊たちは瀬戸内に跋扈し、蝦夷の末裔は孤島で殺人術を研き、奥州の武士たちは太刀と黄金を全国に運んでいた。いくつもの物語は次第に交錯し、やがてひとつの像を結ぶ…”

 圧倒的なスケールと幻視力で紡がれる“古川日出男版”源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』(新潮社)が、2015年4月28日(火)に刊行となった。このパワフルな大作の刊行を記念し、2つのトークイベントが開催される。

 三島由紀夫賞受賞の経歴を持つ古川日出男の相手を務めるのは、直木賞作家の江國香織と、評論家であり早稲田大学教授の佐々木敦。

古川日出男×江國香織 「源氏」を読む、「源氏」を書く
「“本もの”の宇治十帖」をめぐる物語を書き上げた古川日出男氏と、かつて「夕顔(源氏物語)」の現代語訳も手がけた江國香織氏。2人の小説家が源氏物語をどう「読み」、そしてどのように自分のものとして「書いた」のかを語り合う、ユニークで刺激的な対話。
日時:2015年6月2日(火)/19:00~20:30
会場:ラカグ2F soko(東京メトロ神楽坂駅 矢来町口よりすぐ)
入場料:2,000円
⇒予約・詳細

古川日出男×佐々木敦 『三百人』をめぐる三時間
「源氏物語」という千年前の物語世界に丸3年にわたって潜入して帰還した小説家・古川日出男氏と、同氏の著作や様々な活動を長年にわたって見つめ続けてきた批評家・佐々木敦氏による3時間のロング・トーク。最新作の内容にとどまらず、現在の古川氏の「ほとんどすべて」を語り尽くす催し。
日時:2015年6月7日(日)/14:00~17:00
会場:東京堂ホール(東京堂書店神田神保町店6階 神保町駅A7出口より徒歩3分)
住所:東京都千代田区神田神保町1-17
入場料:1,000円
⇒予約・詳細

古川日出男古川日出男(ふるかわ ひでお)
1966年、福島県郡山市生れ。1998年に『13』で小説家デビュー。2002年、『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞、日本SF大賞をダブル受賞。2006年『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞する。2008年にはメガノベル『聖家族』を刊行。文学の音声化にも取り組み、2011年からは朗読劇「銀河鉄道の夜」で脚本・演出を務める。著作はアメリカ、フランスなど各国で翻訳され、現代日本を担う書き手として、世界が熱い視線を注いでいる。

古川日出男■『女たち三百人の裏切りの書
著:古川日出男
定価:2,700円
発売日:2015年4月28日(火)
頁数:502ページ
出版社:新潮社

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