ゲーム・特撮・アニメ… アラフォー世代の神々の合作『エネミーズ/1996』

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/20

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 小説『仮面ライダー1971-1973』(KADOKAWA)でオールドライダーファンの胸を熱くさせた和智正喜、『ブギーポップ』(KADOKAWA)シリーズの装画担当・緒方剛志、フィギュア「S.I.C.」を始めとする造形で名高い安藤賢司。ゲーム・特撮・アニメなどのサブカルで育った大人にはたまらない、まさにアラフォー世代の神クリエイターである。

 そんな3人による合作の小説『エネミーズ/1996』(KADOKAWA)の第1巻が2015年5月25日(月)に発売された。

“ドラゴンにセイレーン、スライムにガネーシャ…。まるでRPG敵キャラのごときモンスターが、東京の街に次々と出現。人間を襲い、モンスター同士も死闘を繰り広げる。”

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 アトランタオリンピック開催、橋本龍太郎内閣発足、NINTENDO64発売、O157大流行、猿岩石の「ヒッチハイク横断」などがあった1996年。windows95、初代プレイステーション… そんなキーワードに郷愁を感じる人は、「あの頃の東京」を疑似体験できる、この新しいタイプの小説に触れてもらいたい。

 また「MFブックス」公式サイトでは、2015年4月24日(金)から毎日掲載されているので、気になった方はこちらも要チェックだ。
⇒「MFブックス」公式サイト

あらすじ
1996年、東京。ゲームメーカーに勤める主人公・三原一也は、半年前に失踪した同僚・月岡陶子の影を追い、六本木のビル内部に広がる地下神殿へと潜入した。そこで目の当たりにしたのは、神殿に集まった人々が次々と異形の怪物へと変身を遂げる驚愕の光景。
「これは……陶子が創っていたRPG『エネミーズ』の世界そのままじゃないか!?」
そして一也自身にも不思議な力が及び、彼は最大最凶の敵、ドラゴンに変身した!
一也は、そして人類は、現実を浸食するこの恐怖とどう立ち向かっていくのか?

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■『エネミーズ/1996
著:和智正喜
イラスト:緒方剛志
発売日:2015年5月25日(月)
価格:1,200円(+税)
出版社:KADOKAWA