夢を与えるものか 教訓を与えるものか――おとぎ話の役割を女子に聞いてみた

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/20

  • おとぎ話
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 「アナと雪の女王」「マレフィセント」「イントゥ・ザ・ウッズ」など、おとぎ話の定番を覆す設定やストーリーの映画がヒットする昨今。プリンセス・ストーリーや冒険ものなど、古くから語り継がれてきたおとぎ話にも様々なジャンルがあるが、世の中の女子はそこに何を求めているのだろう。

 おとぎ話の中には、残酷な描写やツラい展開が含まれる作品も多いが、本来どう語り継がれるべきなのか、10代を含む女子に価値観を聞いてみた。

<Q:おとぎ話の役割は、どちらが大きいと思う?>
・夢を与えてくれるもの(72.9%)
・教訓を与えてくれるもの(27.1%)

<Q:オリジナルから残酷な描写や辛すぎる展開が削られたバージョンが世に普及している場合もあるが、その点についてはどう思う?>
・大人向け、子ども向けで、描写を変えるのは仕方がない or 変えるほうが良い(44.4%)
・オリジナルのストーリーにはそれなりの意図があるだろうから、なるべくそのままの物語を伝えるほうが良い(40.7%)
・娯楽なので、大衆ウケする内容になっていくのは仕方がない(14%)

オリジナルのストーリーのまま伝えられるほうが良いという理由
・「観る観ないの選択はできるのだから、ありのままを観たい」(20代前半)
・「大人が考えるほど、子どもはバカではないので、ありのままの物語を大切にする方が良いと思う。そこで子どもたちが感じたことを、大人が導くべき」(30代後半)
・「子どもに子ども向けのマイルドな物語を読み聞かせるのも良いが、ある程度大きくなったら、オリジナルストーリーも知るべき」(30代後半)
・「現実は綺麗ごとばかりではないので、時にはそのまま伝えた方が良いこともある」(40代前半)

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 おとぎ話が果たす役割についてはそれぞれ好みがあるとして、作品に全てを委ねるのではなく、受け取る側の姿勢も重要だと考える人が多いようだ。

 「自分が大人になって、おとぎ話に触れる場合」「子どもを持つ親として、おとぎ話に触れる場合」など、色々な状況で価値観は変容することだろう。しかし、どんなメッセージが込められているのか、誰かと話すことはとても有意義なことだ。

「本来、おとぎ話とはどうあるべきか」を踏まえた上で、もう1度、オリジナルのおとぎ話と映像化作品を見比べてみてはいかがだろうか。きっと今までとは違った見方ができるはずだ。

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■アンケート概要
主催:株式会社TSトーキョー
調査対象:10代を含む女子221名にアンケート調査を実施
⇒トーキョー女子映画部によるアンケート全容

「ワンス・アポン・ア・タイム」
白雪姫、赤ずきん、ピノキオ、ピーター・パンなど誰もが知るおとぎ話のキャラクターがたくさん登場し、お互いのストーリーが絡み合うミステリー。シーズン4では『アナと雪の女王』のアナとエルサも登場。あなたのおとぎ話の定義を変えるかも知れない作品だ。
シーズン1:好評発売・レンタル・デジタル配信中
シーズン2:2015年6月3日(水)レンタル&デジタル配信開始
2015年6月17日(水)第1弾発売/2015年7月2日(木)第2弾発売
(C)2015 ABC Studios.