映画監督・園子温が世にぶつける書き下ろしの詩とエッセイ『受け入れない』刊行

映画

2015/6/22

  • 受け入れない

 映画「ヒミズ」が世界的にも評価され、「新宿スワン」「リアル鬼ごっこ」「みんな!エスパーだよ!」と、怒涛のごとく映画を作り続ける鬼才・園子温(その しおん)。映画監督として知られる園だが、実は17歳で詩人デビューしており、『現代詩手帖』『ユリイカ』『螢雪時代』に数々の詩が掲載され、当時“ジーパンをはいた萩原朔太郎”と称された詩人としての顔を持つ。今回、園の想いが注入された詩集・エッセイ『受け入れない』が2015年6月19日(金)に刊行された。園の本書に込めた思いを聞いてほしい。

園子温コメント
ここに書かれた詩もどきこそが、詩以上に詩以前の詩になるはずのエキスがある。大便や小便やオナラやゲップでしかないと見限っていたものを文字通り吐き出し、垂れ流すことは、着飾ることよりも今は大事だと思ってこれを書いた。
間違いだらけであってもたった1つだけでも真実があれば、美しいだけの絵画よりも価値があるはずだと思い、この本を書いた。
あとは野となれ山となれだ。

 今回刊行された『受け入れない』は、自費出版を除けば、園にとって初の商業出版での詩集だ。本書に掲載されている詩は、17歳の時に『高3コース』に掲載された『別れ』を除き、全て本書のために書き下ろしされたもの。「モヤモヤモラル」「オレが17歳の頃は」など、世の常識を“受け入れない”園の想いが反映されたものも含まれている。

 一方エッセイでは、2015年5月~9月の短期間に4本の映画を公開する(できた)理由や、創作活動において勝手に自粛してしまう日本に対する思いを赤裸々に綴っている。

●『受け入れない』掲載内容
<詩>
「オレが17歳の頃は」「おまえはただの地球のお客さん」「モヤモヤモラル」「友だち」「たぶんね」「自分の声」「赤ちゃん」「死の電車」「自分の孤独」「トイレの壁」「別れ」「一人称」「本当の表現者」「宇宙」「人生」

<エッセイ>
・映画という日常に飽きた
・自粛ルールでみずから自由を殺してく日本
・これっぽっちもない運と才能
・ブラックだらけのこの世界
・松本人志の映画があるべき姿
・誰しも全員平等にうまくいってない
・売れる喜び、作りたいものを作る喜び など

園子温(その しおん)
映画監督・詩人。1961年愛知県生まれ。「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」など暴力や性に切り込む映画や、「ヒミズ」「希望の国」など原発に切り込んだ映画などといった衝撃作を続々と発表している。2015年には「新宿スワン」「ラブ&ピース」「リアル鬼ごっこ」「映画みんな!エスパーだよ!」の4作品を公開し、いま国内外から最も新作が期待される映画監督である。

■『受け入れない
著:園子温
価格:1,100円(+税)
発売日:2015年6月19日(金)
体裁/頁数:四六変形判/160ページ
出版社:KADOKAWA/中経出版

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