世界的クラシック音楽家たちが魔法バトルしたら誰が一番強いの?

アニメ・マンガ

2015/7/8

 ゲームや漫画、アニメの人気テーマとして「歴史人物バトル」というものがあります。簡単に説明すると、歴史上の人物が時空を超えてごっちゃまぜにして戦うという内容のもので、最近で言うと、先日、大好評のうちに放映終了したTVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』もそのひとつですね。(※同作では神話や伝説の人物も登場)

 漫画だと、日本のサムライや古代の戦術家、西部開拓時代のガンマン、第二次世界大戦時の軍人など古今東西の英雄が、異世界に召喚されて戦争する『ドリフターズ』(平野耕太/少年画報社)や、太宰治、芥川龍之介、ドストエフスキーやモンゴメリ、フィッツジェラルドといった日本&海外の文豪たちが入り混じって異能力バトルを繰り広げる『文豪ストレイドッグス』(画:春河35、 原作:朝霧カフカ/KADOKAWA)などが現在人気を博しています。

 そんな中、なぜ?と全力で突っ込みたくなる新たな歴史人物バトル漫画『第九のマギア』(漣一弥/KADOKAWA)が登場しました。なんと同作では、ベートーベン、バッハ、モーツァルトといった世界的音楽家の名を持つ退魔師たちが、その偉大なる音楽で悪魔と闘うという設定。ベートーベンなら「英雄」とか、シューベルトなら「魔王」とか自分の音楽を“魔曲”としてバトルに使います。第1巻のラストでは音楽家同士のバトルも描かれており、音楽家たちを二分する争いに発展していくのか気になるところ。

 

第九のマギア

『第九のマギア』には様々な世界的クラシック音楽家たちが登場する


⇒第1話の試し読みはこちら

 

 ただ同作では、音楽家たちが駆使する“魔曲”がどのようなものなのか、まだ詳しい説明がされていないので、音楽家同士でガチバトルしたら誰が一番強いのかは今のところ謎です。そこで、ダ・ヴィンチニュースでは、「音楽家たちの日本での人気度」をバロメーターに勝手に強さ予測をしてみちゃいました。

 以下の表は、クラシック音楽レコードレーベルのナクソス・ジャパンが運営する音楽配信サービスで、2000年代~現在の間にダウンロードされた曲ランキングTOP50と、同サービスで集計した人気作曲家ランキングTOP50をもとに、音楽家それぞれの順位をポイント化して総合した結果です。(※1位を50ポイント、2位を49ポイントといった形で算出)

 

クラシック音楽家 国内人気ランキングTOP20

第九のマギア

ショパン強し! 彼の美しい旋律は日本でも大人気


 

 これらのポイントを音楽家の基本的な魔力とし、あとは楽曲同士の相性やバトルの駆け引きなどで勝敗が決まっていくと空想すると戦局予想が面白いです。圧倒的な魔力を持つショパンが放つ魔曲「別れの曲」に対し、魔力では劣るヴィバルディは出会いを予感させる魔曲「春」で果敢に対抗する展開とか、なかなか胸が熱くなりますね。(実際はまずこんなことにはならないと思いますが)

 「歴史人物バトル」のよさは、登場人物の設定や能力が、教科書で学んだような本人の偉業や才能に関係しているものが多く、非常になじみやすいこと。その意味で、同作で登場するのは誰でも一回は聴いたことがあるようなクラシックの名曲ばかりなので、キャラクターが“魔曲”の名を言うシーンでは自然と脳内BGMがその曲になるなど、すっと作品世界に入り込めます。

 漫画を読んで曲を知るのもよし、お気に入りの音楽家を見つけるのもよし。 個性的な音楽家たちが織り成す熱い名曲バトルをぜひ楽しんでみて!