夏にぴったり! 今話題の魔法の種“チアシード”のレシピ本が登場!【作ってみた】

食・料理

公開日:2015/7/12

 数年前ネット等で話題となっていたチアシードが、今再び注目されている。チアシードとは、中南米原産の植物「チア」の種子。日本人に不足しがちな「オメガ3脂肪酸」が豊富に含まれており、認知症予防や代謝アップ、ダイエットなどに効果を発揮してくれる優れた食材だ。また、水に浸けておくと10倍ほどに膨らんでゼリー状になり、少量で満腹感を得ることができる。さらには無味無臭で他の食材と合わせやすく、気軽に摂取することができるのも魅力の1つだ。

 先日、そんなチアシード専門のレシピ本『食べるほどきれいになる“魔法の種” チアシードダイエットレシピ』(伊藤隼也 監修/宝島社)が発売された。チアシードはデザートやドリンクに入れるイメージだったが、本書によると食事系のメニューとの相性もいいようだ。新しい調理法が気になって仕方ない筆者としては、作るしかない! チアシードには白いものと黒いものがあるそうだが、今回は手に入りやすい黒いチアシードで作ってみた。

advertisement

まずは定番ドリンク! 「はちみつレモンスカッシュ」


チアシード

 チアシードといえば、ドリンクとして飲むのが最も一般的だろう。はちみつに漬けこんだレモンと、水に浸けて膨張させたチアシードに炭酸水を注ぐだけ。黒いチアシードを使っているので見た目はちょっとあれだが、シュワシュワはじける炭酸はちみつレモンに、チアシードのプルプルもちもちした食感がまるでタピオカのよう。食欲が落ち気味な時にも摂りやすく、暑いこれからの季節にぴったりだ。はちみつレモンさえ常備しておけば、いつでもすぐに作ることができる。

ドレッシングにも! 「スモークサーモンとアボカドのサラダ」


チアシード

こちらはなんと、サラダのドレッシングにチアシードを入れたもの。ベビーリーフ、サーモン、アボカドを和え、オリーブオイル、バルサミコ酢、レモン汁、塩コショウ、そしてチアシードで作ったドレッシングをかけるだけ。チアシードが入ったことで新しい食感が加わり、いつものサラダも新しいメニューに。ドレッシングは様々なバリエーションが作れそう。また、市販のドレッシングと混ぜても美味しそうだ。

夏にぴったり! 「フルーツポンチ風炭酸ゼリー」


チアシード

 水を吸わせたチアシードとゼラチン、砂糖、レモン汁、炭酸水で作ったゼリーと果物で作るフルーツポンチ。今回は、季節の関係でいちごをプラムに変え、さらに本書に掲載されている「チアシード入り白玉ぜんざい」にある白玉だんごも作って入れてみた。シュワシュワしたゼリーとフルーツの酸味と甘み、それらにコーティングされた白玉だんごが絶妙! チアシードのつぶつぶが良い具合にアクセントになっている。

オリジナルも作ってみた!「鮭と紫蘇の炊きこみご飯」


チアシード

 本書内の「雑穀ごはんとチアシードのヘルシー和風カレー」で、チアシードを雑穀米に混ぜて炊いていたので、これは! と思い炊きこみご飯にしてみた。玄米と白米を半々で合わせ、チアシード、醤油、酒、塩を入れて昆布と鮭を乗せ、炊飯するだけ。炊き上がったら、鮭の骨を取って崩して混ぜ、細切りにしたシソを混ぜこめば完成。鮭と昆布のだしに紫蘇の爽やかさが相性抜群。チアシードのおかげで、想像以上に満腹感を得られるのも嬉しい。

 この『チアシードダイエットレシピ』には、他にもまだまだ気になるアイデアレシピが掲載されている。また、アレンジが可能なレシピも豊富で、本書を基本としてオリジナルレシピを考えてみるのも楽しそうだ。夏は室内と室外の温度差や陽射し、汗などで肌への負担が大きい。また、薄着で体型が気になる季節でもある。普段の食生活にチアシードを取り入れて、内側から強く美しい体にしていこう。

文=月乃雫