完全栄養食「玄米」、食べる精力剤「トマト」…40歳から老化に勝つための食べ物はこんなにあった!

健康

2015/7/14

「若い頃はたくさん食べても太らなかったのに、あまり食べなくても太りやすくなった」「昔はちょっと食事を減らせば痩せたのに、最近はダイエットをしても運動をしてもなかなか体重が減らなくて(涙)」…40代を迎えたオトナたちの間でよく聞く話である。

『図解40歳からは食べ方を変えなさい!』(済陽高穂/三笠書房)によると、その原因は「体に必要な食べ物がガラッと変わる」からだという。いわく、30代までは体が発達・成長する段階のため炭水化物が一番必要とされるが、成熟期を迎えた40代からは炭水化物中心の食べ方をしていると代謝の低下を招き、それが引き金となってさまざまな老化現象が生じてくるのだとか。

 本著では40歳から代謝の良い若い体をつくるため、「栄養素の中でも特に糖質の摂取を控え、30品目の食材を1週間に2~3回食べるだけ」という「済陽式」の食べ方を推奨している。これは消化器外科医として多くのガン患者を手術・治療してきた著者が20年をかけてたどり着いた“食べ合わせ”をベースにした食事療法で、誰でも気軽に取り組めて短期間で効果を実感できるのが特徴だという。

■人生後半の体に必要な30品目とは?
「済陽式」で40歳からの体を支える日常食材として推奨する30品目は、穀類(白米・玄米)、肉(牛・豚)、魚介(鮭、青魚、牡蠣)、野菜(大根、ニンニク、トマト、ブロッコリー、ニンジン、キャベツ、タマネギ)、種実(ゴマ)、果物(リンゴ、レモン、ブドウ)、豆(納豆、大豆)、きのこ(椎茸)、いも(ジャガイモ)、海藻(昆布)、卵(鶏卵)、乳製品(ヨーグルト)、油脂(オリーブ油、ゴマ油)、飲料(緑茶)、調味料(ハチミツ、酢)。どれも身近な食材なので、毎日の食事に取り入れやすそうだ。この30品目を核に多種多様な食材を組み合わせることで、人生後半の体に必要不可欠な栄養素が効率的に摂取でき、代謝の正常化が図れるという。

 ここで、本著で紹介されている「40歳からの心と体を守る食材」のうちのいくつかを紹介しよう。

■完全栄養食「玄米」は毎日でも食べたい!
 精製された白米に比べ玄米は、エネルギーを生む仕組みがスムーズに働くのを助けるビタミンB1が約5倍、老化を抑える強い抗酸化作用や美容効果があるビタミンEは約7倍など、栄養素の宝庫。白米の代わりに食べるだけでアンチエイジング効果が期待できる。

■脳も体も若くする「青魚」
 青魚(アジ、イワシ、サンマなど)には、良質なタンパク質のほか、カルシウムや鉄などのミネラルや不飽和脂肪酸であるEPAとDHAが豊富に含まれており、心筋梗塞や脳梗塞を予防して脳を活性化してくれる世界が注目する健康食材だ。玄米とともに食べることでアンチエイジング効果がアップするので、毎日の食事に取り入れたい。

■「トマト」は食べる精力剤!
 トマトは強力な老化抑制効果を持つリコピンや、しみ・そばかすの生成を防ぐβカロテンが豊富なため、美肌・美白効果があることで知られている。そして実はトマトを食した後は、それらの栄養素が肝臓・副腎・睾丸に多く分布することから、「食べる精力剤」とも呼ばれているという。まさに「トマトが赤くなると医者は青くなる」という俗諺(ぞくげん)があるほど優れた健康食品なのだ。

■万能の果物「リンゴ」で病気知らず
 リンゴはご存じの通り、「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」と言われるほど栄養豊富な果物。ビタミンC、カリウム、食物繊維、腸内の善玉菌の繁殖を促し悪玉菌を減らすペクチンなどがたっぷり含まれている。また皮には、強い抗酸化力を持ち、老化やガン細胞の増殖を抑制するポリフェノールが豊富に含まれるので、ガブリと丸かじりするのがオススメだ。

■毎日大さじ1杯の「酢」が体脂肪を減らす
 酢は血液をサラサラにし、高血圧・高血糖・高脂血を防ぐという。また新陳代謝を促して体脂肪の蓄積を抑えるとともに分解する効果もあり、1日にたった大さじ1杯を摂り続けるだけで代謝を良くして、細胞の若返りを期待できるというスゴイ食材だ。特に各種アミノ酸の含有量が多い黒酢は効果が高く、健康食材として注目されている。かのクレオパトラは、美容のために真珠入りの酢を常飲していたという逸話もある。

■便秘を解消し、美肌をつくる「タマネギ」
 タマネギには、抗酸化力に優れたフィトケミカルが豊富に含まれ、新陳代謝を活発にして便秘を解消し、血管を若返らせる効果があるという。外皮に多く含まれるケルセチンが過剰な体脂肪を排出し、肌をツヤツヤにしてくれるというのも嬉しいところ。切ってから15分置くと栄養成分が安定するそうなので、タマネギのマリネを常備菜にすれば、体に良い酢もタマネギも毎日手軽に食べられそうだ。

 ここで紹介した食材は、もちろん「それを毎食食べれば必ず効果が出る」というものではなく、あくまでも「バランスの良い食事に取り入れることで効果が期待できる」というもの。料理好きな人なら、紹介された食材の組み合わせを考えながら献立を作るのも楽しそうだ。本著では40歳から食べ方を変えなければならない医学的な理由を解説しながら、ひとりひとりに合った健康食材を探すヒントを多数紹介しているので、いつまでも錆びないカラダを手に入れたい人はぜひ参考にしてみてほしい。

文=増田美栄子