吉永小百合×ジブリ美術監督・男鹿和雄 原爆を語り継ぐ『ヒロシマの風 長崎から』刊行

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公開日:2015/7/14

  • ヒロシマの風 長崎から

平和への祈りを込めて語り継ぐ

 日本を代表する映画女優・吉永小百合が、ライフワークとして四半世紀に渡って続けてきた原爆詩の朗読。朗読会は日本だけでなく海外でも開かれ、世界中の人々の心を打ってきた。そんな吉永の詩に、ジブリ作品の美術監督・男鹿和雄(おが かずお)が挿絵を付けた『第二楽章 ヒロシマの風 長崎から』が、2015年7月8日(水)に発売された。

 同書は、過去に発売された「広島」と「長崎」の原爆詩集を初めて一冊にまとめたもの。表紙絵を描き下ろし、英訳の改訂を施した「第二楽章」決定版の詩画集として見事生まれ変わった。なお、2015年8月下旬には、最新刊『第二楽章 福島への思い』も刊行予定となっている。

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 戦後70年を経てもなお残る、その哀しさを忘れないために…。

吉永小百合
東京都生まれ。おもな主演映画「キューポラのある街」「伊豆の踊子」「ふしぎな岬の物語」など。2015年12月公開の「母と暮らせば」は 119本目の出演作となる。反核、平和を願いライフワークとして続けている朗読活動は今年で30年目。「第二楽章」シリーズとして「ヒロシマの風」「長崎から」「ウミガメと少年」「福島への思い」のCDが発売されている。

男鹿和雄
1952年秋田県生まれ。1988年「となりのトトロ」 以降、「おもひでぽろぽろ」「もののけ姫」「かぐや姫の物語」等でスタジオジブリ作品の美術監督を務める。著者や関連書籍として『男鹿和雄画集』『第二楽章』シリーズ、『ウミガメと少年』『種山ケ原の夜』等がある。

■『第二楽章 ヒロシマの風 長崎から
編集:吉永小百合
画:男鹿和雄
英訳:アーサー・ビナード/早川敦子/黒沢絵美/ケント・ウッド
価格:2,500円(+税)
発売日:2015年7月8日(水)
仕様:B5判変型/ハードカバー/130頁
発売:徳間書店
編集/発行:スタジオジブリ

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