累計発行部数1900万部突破の人気シリーズ「居眠り磐音 江戸双紙」 来年ついに完結!

文芸・カルチャー

2015/7/18

「居眠り剣法」が、江戸を覆う暗雲を一刀両断する!

人気時代小説「居眠り磐音 江戸双紙(いねむりいわね えどぞうし)」シリーズが2016年1月に完結を迎える。同シリーズは、“剣あり、恋あり、涙あり”をテーマに描き、時代小説ファンだけでなく、若い女性ファンも数多い。

2016年1月の2冊(50巻・51巻)同時刊行で幕を閉じる「居眠り磐音 江戸双紙」シリーズは、2002年4月に発売された『陽炎ノ辻(かげろうのつじ) 居眠り磐音江戸双紙』で始まった。悪を斬り捨てる坂崎磐音(さかざき いわね)の剣さばきと、江戸の市井(しせい:人が多く集まる場所)での人々との交流や、胸を締めつける男女の機微を描き、巻を重ねるごとに人気を拡大させてきた時代小説。累計発行部数1,900万部を突破する同シリーズはマンガやドラマにもなり、2007年のドラマ版では、主人公・坂崎を山本耕史が演じ話題を呼んだ。

2015年7月17日(金)には、最新刊(49巻)となる『意次ノ妄(おきつぐのもう) 居眠り磐音江戸双紙』が発売。さらに、シリーズ完結を目前に控え、読み始めフェアを中心とした書店店頭でのイベントや、シリーズ完結後のイベントなども検討中とのことだ。

ストーリー
江戸中期の明和9年(1772年)4月下旬、九州・豊後関前(せきまえ)藩の藩士、坂崎磐音は3年間の江戸勤番を終え、朋輩の河出慎之輔、小林琴平とともに国許へと帰参した。3人は江戸で剣の腕を鍛え、経済の新しい潮流を学び、藩政改革の希望に胸をふくらませていた。3人は幼なじみでもあり、特別な絆に結ばれている。慎之輔の妻・舞は琴平の妹であり、その妹の奈緒もまもなく磐音と結婚することになっていた。

だが、帰藩早々事件が起こる。磐音ら改革派をうとましく思う藩の守旧派が仕掛けた罠だ。彼らは、慎之輔の妻・舞が不貞をしたかのように吹聴する。策謀にはまった慎之輔が舞を手討ちにし、妹を殺された琴平が慎之輔と流言を発した男を斬ってしまう。腕の立つ琴平を誰も捕らえることができず、ついに磐音に上意が下り、琴平を討ち取らざるをえなくなる。親友たちを一夜にして失っただけでなく、許嫁・奈緒の兄を斬ってしまった磐音は、もはや藩にとどまることはできない。奈緒を残し、失意のうちにひとり豊後関前藩を後にする。

江戸に舞い戻った磐音は深川六間堀の長屋で暮らしはじめる。だが、慣れない浪人暮らしで家賃もとどこおり、見かねた大家の金兵衛に、鰻割きと両替商・今津屋の用心棒の仕事を紹介してもらう。波瀾の江戸暮らしの幕あきである。

作者・佐伯泰英(さえき やすひで)
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。闘牛カメラマンとして海外で活躍後、国際的スケールの小説・ノンフィクション作品を手がける。99年、初の時代小説『密命―見参! 寒月霞斬り』を発表、迫力ある剣戟シーンと人情味あふれる庶民を描き、時代小説の旗手として高い評価を得る。以降、数々の人気シリーズを抱えるベストセラー作家に。主な著書に、『密命』『居眠り磐音 江戸双紙』『吉原裏同心』『鎌倉河岸捕物帖』『古着屋総兵衛影始末』『酔いどれ小籐次留書』『交代寄合伊那衆異聞』シリーズなど多数。

■『意次ノ妄 居眠り磐音江戸双紙
著:佐伯泰英
価格:700円(税込)
発売日:2015年7月17日(金)
出版社:双葉社

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