日本人に一番身近な薬膳料理「カレー」を、初心者でも簡単に美味しく作れる本5選【作ってみた】

食・料理

2015/7/18

 夏になると、TVや雑誌などあちこちでカレーの話題が飛び交う。複数のスパイスが使用されているカレーは、夏バテ防止や二日酔い対策、スタミナ回復など様々な効果が期待できる薬膳料理だ。そんなカレーだが、いざ自分で作るとなると何となくいつも似たようなものになってしまう。手の込んだものにしようとしても、結局定着しないし、手を抜くところは手を抜いて、気軽に作れるメニューにしておきたいのも事実。そこで今回は、カレー初心者でも簡単に作れる、それでいて自宅で作るカレーのレベルが上がりそうな本を5冊ピックアップ。その中から1点、実際に作ってみようと思う。

まずは、カレー本5選!

●『うまい、カレー。』(香取薫/ナツメ社)

 直球なタイトルと美味しそうな写真が目を引くカレー本。レシピも非常に分かりやすく書かれていて、カレー初心者でも安心して取り組める。また、本書のレシピにはQRコードが付いており、読み込むとスマホや携帯でも材料の確認ができるので、買い物も楽。

●『はじめてのスパイスカレー 3スパイス&3ステップで作る』(水野仁輔/パイインターナショナル)

 スパイスからカレーを作るのは、初めてだとなかなかに敷居が高い。でも、カレー好きなら一度はチャレンジしてみたい。あわよくば、得意料理にしたい。そんな人にぴったりなのが、この本。

●『東京カリ~番長のあしたのルウカレー』(東京カリ~番長/ブティック社)

 美味しいカレーが食べたいけど、スパイスから作るのは大変そう。市販のカレールゥを使って美味しいカレーが作りたい!という人におすすめ。商品別にルゥの特徴も書かれていて、家庭的なものから本格カレーまで、食べたいカレーに合わせて作ることができる。

●『東京カリ~番長・水野仁輔のいまはなき名店に学ぶ!まぼろしカレー』(水野仁輔/地球丸)

 カレールゥからカレー粉、スパイスなど、自分のレベルに合わせて名店の味にチャレンジできるのがこの本の魅力。「今日の具は何にしよう」、「前回ルゥだったから今日はカレー粉で!」など、1冊で長く楽しめそうだ。

●『おうちで本格インドカレー スパイスを知るとこんなにおいしくなる』(小野員裕、中村直也/東京書籍)

 こちらは他の4冊と比べると使用されているスパイスの数も多く、若干上級者向け。しかしその分本格的な味に仕上がりそう。ページの端に、レシピ内で使用されているスパイスが写真付きで並んでいるのが良心的。カレー作りに少し慣れてきた人におすすめの本。

 どの本も写真付きで丁寧な解説がなされており、安心して取り組むことができそうな本ばかり。今回はその中から、『うまい、カレー。』に掲載されている「チキンカレー」があまりにも美味しそうだったので、これを作ってみた。

チキンカレーに必要なスパイス

 クミンシード、ガラムマサラ、コリアンダー、ターメリック、チリペッパー、ローレル。100均に売っていることも多いので、買い物の際はぜひ100均も見てみよう。

玉ねぎペーストを作る

 熱した油にクミンシードを入れ、弾けてきたら玉ねぎを入れて飴色になるまで炒める。玉ねぎはみじん切りにして冷凍しておくと、短時間で飴色になって便利。

トマトを入れる

 ざく切りにしたトマトを入れて、火が通るまで炒める。今回は、缶詰のダイスカットトマトを使用。既に水煮になっているので、短時間で作りたい時に重宝する。

ここでスパイスを投入

 スパイスは、全て入れて混ぜ、馴染ませればOK。

次はいよいよ肉!

 上記の工程までで出来上がった玉ねぎとトマトのペーストに、肉を入れて絡める。そしてブイヨンスープを入れて混ぜ、1時間ほど煮込む。

1時間ほど煮込めば完成

 ちゃんとカレーになっている。まるでお店で出てくるカレーみたいだ。味も、スパイスの香りとトマトの酸味が絶妙にマッチしていて本格的。美味しい……っ!

ついでに「ナンもどき」も作ってみた

 ビニール袋に強力粉、ベーキングパウダー、塩、砂糖、スキムミルクを入れて混ぜ、水を加えながらビニール袋の上から揉み、1時間ほど寝かせる。あとはフライパンで焼くだけ。外はカリカリで中はもちもちふわふわで、ぜひとも定番メニューにしたい一品。

 スパイスから作るとなると、聞きなれない材料が多く敬遠してしまいがちだが、砂糖、醤油、塩、みりん、酒などを使って日常的に料理していることを考えれば、実は大したことではない。慣れてしまえば、楽しいカレー生活が待っている!

文=月乃雫