ソーセージもスムージーも! あえて“自家製”にこだわったら、さらに料理が楽しくなった☆【作ってみた】

食・料理

更新日:2015/8/1

 今はお金を出せばできあいの料理や食材をなんでも買えてしまう時代。たしかに便利だし美味しいのでとっても役に立つが、ふと「こうやってできあいの物ばかりを食べていて良いのだろうか?」と我に立ち返り少しばかり罪悪感を感じてしまう時はないだろうか。そんな時にぜひ手に取って欲しいのが『自家製フードBOOK』(オレンジページ)というレシピ本である。普段は買ってしまっているような食材も、一から手間ひまかけて作ってみようというのがこの書籍のコンセプト。実際作ってみることで「こんな材料でできているんだ」と知るきっかけになるかもしれない。また、添加物が入らないのも安心。今回は本書から3品を作ってみた。

1、ソーセージ(P、30)

<材料>(8本分)
たね
 豚ひき肉・・・300g
 玉ねぎのすりおろし・・・1/4個分
 にんにくのすりおろし・・・1/2かけ分
 ドライバジル・・・大さじ1
 サラダ油・・・小さじ2
 塩・・・小さじ1/3~1/2
 粗びき黒こしょう・・・少々
粒マスタード・・・適量
オリーブオイル・・・小さじ1

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<作り方>

1、20×10cmほどのラップとアルミホイルを8枚ずつ用意する。ボールにたねの材料を入れ、肉が白っぽくなり、粘りが出るまで手でよく練る。

2、たねの1/8量を手にとり、キャッチボールの要領で空気を抜いてから長さ12〜13cmの棒状に整える。1のラップでぴっちりと包み、両端をしっかりとねじる。さらにアルミホイルで包み、同様に両端をねじる。

3、フライパンに湯を沸かし、ソーセージを入れる。小さな泡が出る程度の弱めの中火で、一度上下を返しながら5〜6分ゆでる。ホイルごとざるにあけ、粗熱を取る。

4、包んでいたアルミホイルとラップを取り、オリーブオイルを中火で熱したフライパンで2分ほど転がしながら焼き、粒マスタードを添えれば完成。

ソーセージは買うものと思っていたので、自分で作れることにビックリした。ただ、今回は腸詰めにしていないので、あの噛んだ時の独特のパリっとした食感はないが、かなりふっくらしてジューシーな仕上がりで美味しい。材料もとてもシンプルだが、肉々しい味がしていつも買っているソーセージとは少し違った味に。これだけで十分おかずになる一品。

2、タンドリーチキン(P、74)

 密閉できる保存袋に、にんにくのすりおろし・プレーンヨーグルト・トマトケチャップ・カレー粉・塩・粗びき黒こしょうを入れて混ぜ、その中に鶏もも肉を加える。たれが肉全体にいきわたるようにもみ込み、そのまま2時間ほど置いて味をなじませる。なじんだお肉はフライパンで皮目を下にして焼き、3分ほどしたら上下返し、ふたをして7分ほど蒸し焼きにしたら完成。いつもお店で食べていたタンドリーチキンが袋に漬け込むだけで簡単にできた。カレーのスパイシーな香りが食欲をそそり、さらには、普段は焼くと固くなってしまう鶏もも肉がヨーグルトのおかげでしっとり柔らかな食感になっていてちょっと感動する。このレシピは家で漬け込むところまでしておけば、そのままアウトドアフードとしても使えるのでぜひお試しあれ。

3、ブルーベリーヨーグルトスムージー(P、80)

 まずはジャム作りから。耐熱ボウルにブルーベリー・砂糖・レモン汁を入れてラップをし電子レンジでチンすれば完成。このジャムとプレーンヨーグルト・牛乳を保存袋に入れ、袋の上からもんで混ぜ、平にして冷凍庫で3時間以上凍らせる。食べる時は袋の上から固まった物を粗く潰し、容器に入れれば完成。今回ジャムから作ってみたが、レンジでチンするだけでできるとは驚きだった。それを使ったスムージーはとっても色が鮮やかであり、また、ヨーグルトとミルクがたっぷり入っているので優しくまろやかな甘さで、クールダウンするにはもってこいのレシピ。

手間ひまかけるからこそ感じる美味しさあり!

 いつも料理をする時は“時短”だったり、“手軽”を重要視しているが、そこをあえて手間ひまかけることで“出来上がりの楽しみ”や、自分で作ったという“達成感”があり、なかなか満足度が高かった。たまには、じっくり時間をかけて作った料理を味わってみるのはいかが?

文=JUNKO