板野友美「いつもの私を捨てた」映画初主演作『のぞきめ』 本人コメント到着

映画

公開日:2015/8/6

    のぞきめ
    (C)2015映画「のぞきめ」製作委員会

 気をつけろ、「あれ」が覗きに来る…

 板野友美を初主演に、ホラー作家・三津田信三による小説『のぞきめ』の映画化が決定した。メガホンをとるのは「トリハダ-劇場版-」シリーズの三木康一郎監督。既に撮影は終了しており、現在は来年春の全国公開に向けてスタッフ一丸となりその恐怖描写を研ぎ澄ませている。その世界観の一端をお見せする第1弾ビジュアルとともに、主演の板野友美、監督の三木康一郎のコメントが到着した。

「覗かれているかもしれない」っていう怖さって、皆さんも普段生活する中で感じた経験があると思いますが、この映画はその恐怖を凝縮して描いています。私自身、怖いものが苦手でホラー映画は一度も観たことがなかったので、お話をいただいた時はどうしようと思いました。でも、やると決めてからは、いつもの私を捨てて、三木監督の演出に飛び込みました。撮影を終えた今、自分の殻を破った感じがしているので、映画の完成が待ち遠しいです。皆さんも、“新しい板野友美”を楽しみにお待ちください。板野友美

まず、従来のホラーという枠を崩すことから考えました。もちろん、恐いことは前提として、人間の悲しみや怒りを積極的に描こうと心がけました。もう一つは、今まで見た事のない板野友美の表情をどれだけ出す事ができるか? それを彼女とも分かち合い表現していったつもりです。今までにない板野友美。この「のぞきめ」で堪能して下さい。三木康一郎

 原作は本格ミステリ大賞を受賞した三津田信三によるホラー小説。同じ場所で起きた、時代の異なる2つの怪事件をベースにした物語だ。過去・現在に共通するのは事件のカギとなる怪異“のぞきめ”の存在。窓、タンス、カーテンの隅。それは日常のあらゆる場所に存在するほんの数ミリの隙間から視線を投げかけ、目があった人間を恐怖に突き落とす…。

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 板野は現代に生きる主人公・三嶋彩乃を演じる。今回解禁された第1弾のチラシは両A面仕様。まずは「板野友美 全て 覗かれる」という刺激的なコピーワーク。板野の背中にある血痕は一体誰のものなのか? もう一方は「覗かれると死ぬ」というキャッチコピーとともに、暗闇に浮かぶ目玉が大写しになったもの。よく見るとその眼球は、不安げな板野の姿を捉えている。

    のぞきめ
    (C)2015映画「のぞきめ」製作委員会

 両A面ともに、人間が根源的に持つ恐怖心=“覗かれる怖さ”を完全ビジュアライズ。これでもかと煽る“のぞきめ”の視線はトラウマものだ。映画初主演作となることから、板野の演技にも注目したい。

映画「のぞきめ」あらすじ
テレビ局のADをしている三嶋彩乃(板野友美)は、ある青年の謎めいた怪死事件を取材する。その死に様とは、腹がよじれ、口から泥を吐き出した異様なものだった。青年の恋人は狂ったように「“のぞきめ”の仕業だ!」と顔を歪める。実は彼らは大学のサークルで一緒に山奥の合宿に行って以来、ずっと何かに“覗かれている”気がしていたのだ。関係者にも次々と”のぞきめ”の悲劇が起こり、やがてそれは綾乃自身の身にも…。

映画「のぞきめ」
監督:三木康一郎
主演:板野友美
原作:三津田信三
公開:2016年 春 全国ロードショー
配給:KADOKAWA/プレシディオ
⇒映画「のぞきめ」公式サイト

のぞきめ

■『のぞきめ
著:三津田信三
価格:680円(+税)
発売日:2015年3月25日
出版社:KADOKAWA