おひとりさまの悩みを解決!ミラクルレシピ満載! 気分別「ひとりごはん」 【作ってみた】

食・料理

公開日:2015/8/7

 仕事で疲れた後にご飯を作るのは大変だし、安売りで買った野菜も結局使い切れず。お肉や魚も食べたいけど下処理が面倒で敬遠しがち…。でもやっぱり体のことを考えたら家で健康的な食事をしたい! そんな悩みを少しでも解決すべく、同じような気持ちを抱いていた著者が経験に基づいて考え出した、少ない食材で栄養も摂れて簡単に作れるレシピ本『ササッと15分!ひとりごはん』(重信初江/講談社)が発売された。本書のおもしろい特徴は、「ひとりごはんは帰りの電車の気分で決まる」というスタンスから、気分別にレシピが紹介されている点。「ひとりごはん」というタイトルであるが、家族のために作ってももちろんOKなレシピばかり。そこで今回はこの中から気分別に3品を実際に作ってみた。

「疲れたのでササッとすませたい!」そんな時には「巣ごもり卵」(P、14)

<作り方>

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1、ソーセージ、水菜、しめじ、玉ねぎを切っておく。
2、サラダ油を熱したフライパンで1の材料を炒め、卵を中央に割り入れる。

3、Aをふってふたをし、蒸し焼きにする。

卵の白身部分がしっかり固まっていたら完成!

 たっぷりの野菜と栄養価の高い卵をシンプルな味付けで頂ける一品。疲れている時でも本当にササッと作れて、しかもあっさり味なので胃がもたれることなく温かい料理を食べられるのは嬉しい限り。朝食にもぴったりなメニュー。

「つるっと麺類ですませたい!」そんな時には「冷やしトマトそうめん」(P、30)

 みじん切りした玉ねぎ、オリーブオイル、塩・こしょう、ドライバジルを混ぜたところにみじん切りしたトマトを加えて10分ほど冷蔵庫で冷やし、茹でて水切りしたそうめんにかければ完成。夜何か食べたいけれどごはんはちょっと重い…。そんな時に正しくつるっと食べられるのがこのレシピ。オリーブオイルが絡んだそうめんはのどごしが良く、トマトの酸味も効いていて、さらには見た目も鮮やかでキレイなので箸が進む。食欲がない時でもさっぱりと食べられるのも嬉しい。

「ガッツリ丼が食べたい!」そんな時には「鶏の梅干し照り焼き丼」(P、35)

 フライパンで鶏肉を焼き、種を取り除いて粗くたたいた梅干しと酒、しょうゆ、砂糖を合わせておいたものをかけて煮詰め、それを盛っておいたごはん、葉物野菜の上に乗せれば完成。体力をつけるためにはやっぱり肉を食べるのが1番。ただ、疲れた後にこってりした味付けは受け付け難いもの。そんな時に梅干しが効いて、ボリュームはあるけれどあっさり食べられるこの丼は有難い存在。

ひとりごはんと言えど…
 家に帰ってひとりでごはんを食べると言えど、毎回外食や出来合いのお惣菜ばかりでは淋しいし、体にも良くない。そんな時にぜひ1品でも良いから料理を作ってみて欲しい。料理作りって何も考えずに“無”になれるし、気分転換にもなるので。もちろん経済的にも嬉しい。作ってみると意外とハマって早く帰りたくなるかも!?

文=JUNKO